貝製腕輪
更新日:2021年2月19日
貝製腕輪(かいせいうでわ)
【種別】玉名市指定重要有形文化財(考古資料)
【員数】7個
【指定年月日】平成20年10月14日
【所在地】玉名市岩崎117 玉名市立歴史博物館こころピア
【所有者】玉名市教育委員会
【内容・特徴】
昭和43年、玉名市岱明町野口の早馬地区一帯で実施された圃場整備工事に際し、支石墓が発見されました。その支石墓内の合口甕棺3基の内の1基から、貝製腕輪が出土しました。出土した7個の貝製腕輪は全てゴホウラ製で、内法で縦7.0から7.6センチメートル、横5.4から6.0センチメートル、厚さ1.2から1.7センチメートルを測ります。
ゴホウラは、スイショウガイ科に属する巻貝の一種で、奄美諸島以南の南西諸島に生息することから、当地が海を介して南西諸島との交流を行っていた可能性が想定されます。弥生時代においては、男性がゴホウラを縦切りにしたもの、女性がイモガイを横切りにしたものを前腕部に装着した例が多いとされています。
【地図】 ※常設展示ではありません。
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