永仁二年銘宝塔
更新日:2022年4月1日
永仁二年銘宝塔(えいにんにねんめいほうとう)
【種別】玉名市指定重要有形文化財(建造物)
【指定年月日】令和4年3月23日
【所在地】玉名市繁根木72-3 玉名市文化財整理室
【所有者】玉名市教育委員会
【内容・特徴】
元は永安寺東古墳(玉名市玉名)に隣接する竹林内にありました。塔身のみが残存します。軸部の四面にそれぞれ梵字1字を薬研彫りで刻みます。2面は、月輪(がちりん)の中に蓮華座を陰刻し、その上に梵字(アーとキリーク)を配します。残り2面は、月輪の中に梵字(アとアク)を配しますが、蓮華座はありません。梵字(アー)と梵字(キリーク)の間に銘文があります。
鎌倉期の紀年銘をもち、文献史料が少ない中世の歴史を知る上で貴重な文化財として歴史的価値の高いものです。
〈銘文〉
永仁二年二月廿二日
行西逝去
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