一ニ三之橋架橋碑
更新日:2009年3月2日
所在地:玉名市石貫字馬場1357番1地先
玉名市石貫字清水と字馬場の境界を流れる繁根木川支流の馬場川に橋長・橋高3メートル、幅3.5メートルのコンクリート橋(玉名市道柴尾口・広福寺線)が架かっています。橋左岸下流側の市道片隅に石碑が建っており、碑は地上部高80センチ、碑の正面幅30センチ、横幅27センチの角柱(凝灰岩)で正面に刻銘があり、この刻銘によって天正3年(1575)に馬場川に橋が架けられたことが判る資料です。
特に江戸時代以前の架橋資料が文献や文書等であるのに対して一二三之橋架橋碑は中世末期の架橋を示す金石資料として玉名市内はもちろん県内、全国でも数少なく玉名市の交通施設に関する遺品のうち学術的価値が特に高いものです。
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