浄光寺蓮華院跡出土鎮壇具および古瓦
更新日:2021年2月5日
浄光寺蓮華院跡出土鎮壇具及び古瓦(じょうこうじれんげいんあとしゅつどちんだんぐおよびこがわら)
【種別】玉名市重要有形文化財(考古資料)
【員数】一括
【指定年月日】平成20年12月22日
【所在地】―
【所有者】民間団体
【内容・特徴】
浄光寺蓮華院は、平安時代後期頃平重盛が父母滅罪のために建立、衆僧を集めて常行念仏三昧の道場としたといわれ、以来天正年間に至るまでおよそ500年の間、8町8段の境内に七堂伽藍の規模を誇って栄えましたが、天正戦乱の兵火に逢い堂宇残らず焼失し、寺院も廃絶したと伝えられています。
昭和4年、敷地開墾時に、本堂跡の地下より仏像・香炉・燭台等の荘厳具が、また昭和38年の本堂基檀の造成工事中に、金銅仏頭1体と、勾玉1点、瓦器盤が発見されました。これらは、本堂建設にあたり本尊の地下に埋めて工事の無事と携わる人たちの安全を祈ったもので、鎮檀具といいます。
鎌倉時代に建立された浄光寺跡から昭和4年出土した鶴亀台3点、小仏像2躰、金銅香爐(身部分)1点、昭和34年3月出土した布目軒丸瓦3点、布目軒平瓦2点、昭和38年12月出土した金銅仏頭1躰、勾玉1点、盤1点は、鎌倉時代の寺院の出土品であり市の歴史上意義が深く、かつ、学術的価値が特に高いものであるため
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