六地蔵板碑
更新日:2026年1月10日
六地蔵板碑(ろくじぞういたび)
【種別】玉名市指定重要有形文化財(歴史資料)
【員数】1基
【指定年月日】平成19年4月8日
【所在地】玉名市天水町野部田882番地2
【所有者】野部田区
【内容・特徴】
板碑とは、主に供養塔として使われる石造物です。この板碑は長い間二重塘と呼ばれる水路の橋として利用されており、太平洋戦争後に気づいて現在地の西側の畑に建てられ、さらに、昭和32年の大雨で倒れた後に現在地へ移されました。明治元年(1868)の神仏分離令とその後の廃仏毀釈運動により、寺院や仏像が破壊されたときに、この板碑もそのあおりを受けて石橋として用いられたものと推察されます。
旧天水町内には六地蔵板碑はほかに見当たりません。高さ2.34メートルの安山岩の自然石には、天蓋(高貴な人にさしかけた笠)と像高60センチメートル内外の六体の地蔵菩薩が陰刻(文字や絵画などをくぼませて彫ること)されています。「干時文明十七年乙巳歳二月廿八日開眼 願主徳宋 地蔵講衆名」の銘が刻まれていることから、文明17年(1485)に徳宋という人物によって建てられたことが分かります。六地蔵は六道(地獄道・修羅道・餓鬼道・人間道・畜生道・天道)の苦しみを持って輪廻する人々の心を救うために建てられたのではないかと考えられています。像容は力強く、技巧的でそれぞれの持物や座が克明に刻まれ、納衣、顔容も異なる見事なもので、先人の信仰を示す貴重な歴史的文化的遺産です。
六地蔵板碑 右から
- 第1像 右手に錫杖、左手に宝珠を持つ
- 第2像 両手で鈸子(シンバルに似た楽器)を持つ
- 第3像 両手で経箱を持つ
- 第4像 右手は如意棒か
- 第5像 不明
- 第6像 左手に憧幡(旗)を持つ
【地図】
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