池邊吉十郎の墓(いけべきちじゅうろうのはか)

【種別】玉名市指定史跡

【員数】―

【指定年月日】平成20年12月22日

【所在地】玉名市横島町横島2033

【所有者】管理:横島町文化財保存顕彰会

【内容・特徴】

　幕末の学校党英傑として「肥後の西郷」とも呼ばれた池邊吉十郎は、天保9年(1838年)現在の熊本市に生まれました。明治5年(1872年)、35歳の時に一家で横島村へ移住し、自ら農耕に従事する傍ら、私塾を開いて子弟を教育し村民の尊敬を集めました。明治10年(1877年)、西南戦争に際し熊本隊隊長として千数百人の隊士を率いて参加し、西郷に味方しましたが捕らえられ、同年10月26日に長崎で処刑されました。処刑後、子息 吉太郎は、遺髪と遺品を受け取り郷里の横島山に埋葬し、明治11年9月に門人一同が当地に墓碑を建立し盛大な祭典を催しました。明治14年(1881年)、吉太郎らは長崎に赴き、長照寺内米屋金兵衛氏墓地に仮埋葬中であった遺骨を横島に持ち帰り、この墓に埋葬しました。墓碑銘にある「重章」は吉十郎の諱(いみな)です。

【地図】

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