アライグマを目撃したら市役所へお知らせください!

玉名市ではアライグマが梅林地区を中心に確認されていることを踏まえ、その拡大を防ぐためにも、市民の皆様からの目撃情報を募集いたします。

目撃された際は、可能であればスマートフォンなどで撮影していただき、ある程度、その目撃状況を残していただいた上で、ご連絡いただきますようお願いいたします。

調査の結果、アライグマの生息が確認された場合には、箱わなを用いた捕獲を行います。

アライグマはどんな生き物?

アライグマは国外から持ち込まれた北米原産の外来種です。農作物や住宅に深刻な被害をもたらすほか、その雑食性から在来種の生態系に悪影響を与えることが懸念されており、繁殖力も非常に高いことから、その生息拡大を防ぐ特定外来生物に指定されています。
特定外来生物についてのリンク

熊本県では平成22年に熊本市南区で初めて目撃されて以来、県北地域でも確認されるようになり、玉名市でも平成26年に初めて個体が確認されました。

(※玉名市では令和元年9月5日現在まで、7頭のアライグマが捕獲されています。)

現在、玉名市においてアライグマによる農作物や住宅の被害等はまだ報告されていませんが、生息数の拡大に伴い、今後そういった被害が十分に起こり得ることから、未然に防ぐためにも、現段階での捕獲による対策が急務となっています。

アライグマの特徴について

アライグマは同じ中型獣のタヌキやアナグマなど他の動物との見間違いが起きやすい動物です。しかし、尻尾のシマ模様や長い指などアライグマのみが持ち合わせている明確な特徴があるため、違いさえ理解していれば、その動物がアライグマであるかないか、種類を判断することができます。

(イラスト提供:九州地方環境事務所)

アライグマの主な特徴

• 耳のふちが白い
• ひげが白い
• 鼻から眉間にかけて伸びる黒い線
• パンダのような目の周りの黒い模様
• 全体の毛は黒ずんだ灰色
• 尻尾がシマ模様
• 5本の長い指

間違えられやすい動物たち

• タヌキ

タヌキの尻尾にはシマ模様はないので、まずはそこから確認してみてください。その他のアライグマとの違いは耳の色で、ふちの色が黒いのがタヌキ、白いのがアライグマです。また鼻から眉間にかけて線がないことも違いの一つとなっていて、アライグマには黒い線が伸びています。

• アナグマ

アナグマもタヌキ同様、尻尾にシマ模様はありません。その他のアライグマとの違いは手にあります。アナグマの手は長い爪が5本伸びていますが、アライグマは5本の指が長く、子供の手のような形をしています。また頭の形もアナグマとアライグマで違うため、見分けやすいと思われます。

これらの動物以外にも野良ネコやイタチなど間違われやすい動物はいますので、上記のアライグマの特徴と照らし合わせた上で、見違いのないようにご注意下さい。

アライグマを見かけても・・・

アライグマを見かけても必要以上に近づいたり、触ろうとしないでください。アライグマ回虫や狂犬病など人にもうつる病気(人獣共通感染症)を持っている可能性があるほか、噛まれたりひっかかれたりするなど怪我をしてしまう可能性があります。

アライグマに関する参考サイト

　九州地方環境事務所　外来生物対策九州地方におけるアライグマ対策について　(環境省ページへのリンク)

　野生鳥獣被害防止マニュアル-アライグマ、ハクビシン、タヌキ、アナグマ-(中型獣類編)　 (農林水産省ページへのリンク)

　熊本県にアライグマ生息域拡大の危機が迫っています!!　(熊本県ページへのリンク) 
　(申し訳ありません。現在リンクが切れております。)