令和4年2月18日開催 定例記者会見 市長挨拶
令和4年2月18日開催 定例記者会見
市長あいさつ
皆さん、こんにちは。
それでは、定例記者会見の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
さて、新型コロナに関し、昨年末に我々の暮らしに入り込んだオミクロン株はその後爆発的な猛威を振るい「第6波」を引き起こすとともに、瞬く間にワクチン未接種の子どもたち、そして接種済みの 高齢者の間に拡散しました。1月21日には本県 にも『まん延防止等重点措置』が発出されたものの、発出後に新規陽性者数が過去最高を記録したほか、感染状況も横ばい状態が続くなど、依然として「第6波」収束の兆しは見られず、当初2月13日までとされていた適用期限も3月6日まで延長された次第です。本市においても新規陽性者の確認は連日2桁台と高水準での推移が続いており、累計者数も今月8日確認分で遂に千人を超えております。さらに、政府分科会はオミクロン株の派生株である「ステルス・オミクロン株」による感染が今後拡大する可能性があるとの見解を示しており、動向を注視する必要があります。
また、ワクチン接種につきましては、本市でも3回目の集団接種を開始しているところですが、18歳以上の3回目接種率は個別・集団含め今月14日時点で既に19.0%と、比較的速いペースで進展しております。さらに、未接種の子どもたちの間に感染が急増していることから、子どもたちの感染防止と、保護者が安心して子どもたちを預けられる環境を確保し、社会機能を維持すべく、小中学校教員や保育施設等職員への早期接種を現在進めているところです。なお、オミクロン株の高い感染力に鑑み、迅速かつ円滑に追加接種を進めていくことが大切であり、そのためにもファイザーおよびモデルナの交互接種の安全性理解を含め、早期接種の必要性を市民の皆様に強く呼び掛けてまいりたいと考えております。
変わって、本県のアサリ産地偽装問題に関してですが、知事が2月1日の臨時記者会見で「県産ブランド全体への信頼を揺るがす危機的状況であり、非常事態」であると強い遺憾の意を表明したことは、我々も非常に重く受け止めております。有明海に 面する本市も、長年にわたってその遠浅の海と干潟がもたらすアサリをはじめとする自然の恩恵を享受してまいりました。その「恵みの海」の産物は、そこに携わる人々の長年の営みと努力により「ブランド」として確立され、その信頼の下、これまで広く国内に流通されてまいった次第です。
しかしながら今回、その営みの一部に不正があったことは、食の安全や県産ブランドのイメージダウンなど、消費者の信用と信頼を裏切る悪質な 行為であり、甚だ遺憾に堪えません。既に報道されたとおり、県産水産物の大量返品や買い控えなど、深刻な風評被害も生じています。また、さらなる風評が、本市の基幹産業である農業や主要農産物に及ぶことを非常に危惧しております。
他方、この問題に関連し、本市ふるさと納税の返礼品である県産アサリ加工品の産地証明に疑義が生じ、寄付者の皆様にもご心配をお掛けしておりますが、現在、ふるさと納税返礼品の全ての出品業者において、総務省が示す地場産品の基準に基づき、再度の産地確認作業を行っているさなかであります。
どうか、今回の件を機に産地偽装が根絶され、市場が正常化されますことを切に願いますとともに、一日も早い熊本産・玉名産ブランドの再生と、信頼の回復に鋭意努めてまいる所存であります。
変わって、本市の天水町が4月1日をもって過疎地域に指定される件に関し、所見を述べたく存じます。これまで政府による一極集中の是正や、地方創生をはじめとする地域活性策が進められてきましたが、今回の指定により1970年の指定制度開始以降、過疎自治体が初めて全国の市町村の5割を超える結果となりました。
しかし一方で、コロナ禍により、オンラインやテレワーク、リモートワークといった都市にいなくとも、地方で暮らし働く新たなライフスタイルが浸透し、時間や場所に捉われない「働き方の多様化」や、都市部から地方への分散が加速するなど、我々の生活様式や価値観は大きく変えられました。ウィズコロナ・ポストコロナ時代の今、この生活の多様性は今後の過疎対策へのアプローチの在り方をも非常に大きく変えたと認識しております。
特に、天水町は豊かな地域資源に恵まれた非常に特色のある地域でもあります。過疎指定に伴う国からの財政支援は、当該地域の可能性をより一層広げ、持続的発展の契機となるものと確信しております。我々は今回の天水町の過疎指定を悲観的ではなく前向きかつ肯定的に捉え、国の支援を最大限に生かすべく、市の総力を挙げたグランドデザインを早期に描くとともに、戦略的に事業・プロジェクトを展開していきたいと考えている次第であります。
それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として、「第2回玉名市議会(定例会)」について、以上1件を用意しております。
詳細につきましては、担当より説明いたします。
また本日は、投げ込み資料として別に3件を用意しております。
以上、申し上げまして、本日の定例記者会見の開催に当たってのあいさつといたします。
番号 | 記事件名 | 区分 |
---|---|---|
1 | 「第2回玉名市議会(定例会)」 | 発表事項 |
2 | イケ飯・推し飯レシピアワード2021表彰式 | 投げ込み資料 |
3 | 玉名市Pay払い決済ポイント還元事業 | 投げ込み資料 |
4 | 博物館からのお知らせ | 投げ込み資料 |
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