令和7年7月30日開催 定例記者会見 市長挨拶
令和7年6月27日開催 定例記者会見
市長あいさつ
皆さん、こんにちは。
月例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
まず、本日午前中には、以前よりお知らせいたしておりましたように、新玉名駅北側に令和9年4月開業を予定されているホテル「東横イン」の建設に伴う地鎮祭が行なわれ、出席をしてまいりました。このたびの観光やビジネスユースの宿泊施設の進出は、まさに本市が切望していたものでありまして、大変うれしく思っております。また、市の重要施策の一つとして進めております「新玉名駅周辺整備」にも弾みがつくものと期待しており、今後の地域経済の活性化に大いに貢献いただけるものと確信しておるところでございます。
さて、今月20日に執行された参院選ですが、昨年の衆院選同様、与野党の構図に大きな変化をもたらす結果となりました。振り返りますと、今回は給付金や減税をはじめ国民生活に直結する様々な施策が示されたものの、政治不信、厳しさを増す国民生活など、山積する国民の不満が反映された、そして「多党化」が顕著になった選挙だったように感じます。しかしながら現在、国際関係では日米関税合意、国内ではコメ問題に物価高対策と重要課題への対応が急がれます。そのような中、石破総理は「赤心奉国(せきしんほうこく)」、これは「誠意を込め国に尽くす」との意味ですが、その言葉を用い国政運営続投の意向を示されました。今後の政局と市場の行方が注目されるものの、経済・生活問題に苦しむ国民にとって政治状況の流動化による「国政の停滞」や「政治空白」はやはりあってはならないものと考えます。国会内、世論それぞれに様々な意見が叫ばれておりますが、国においてはまずは国民の暮らしを第一義的に国政を前へ進めていただきたいと強く願う次第です。
さて、参院選への私の所見を簡単に申し上げましたが、そんな参院選の投票日当日も猛暑に見舞われました。今年6月から職場の熱中症対策が義務化されたことに伴い今回、空調設備のない投票所にはスポットクーラーを設置するなどの対策を試みたところですが、厳し過ぎる暑さ故にその効果は低く、室内温度が35℃を超える投票所もあったようです。そうした環境下で半日以上を過ごした立会人や職員にとっては、身体的負担も非常に大きかったかと存じます。また、投票のためご来場いただいた皆さま方にも風通しの悪い過酷な空間での投票を強いてしまい、大変心苦しく感じた次第です。近年の気象変動の影響や温暖化の進展に伴い、夏の参院選は以前とは全く異なる暑さの下に置かれていると痛感すると共に、夏場の選挙事務の認識を大きく改める必要があると感じております。今回の経験を踏まえ、今後は冷房設備のある投票所への大々的な変更や、事務従事者が涼める休憩スペースの確保、また、保健師と対策を協議するなど、真夏の選挙事務のあり方について検討を重ねてまいりたいと存じます。
次に「定額減税しきれないと見込まれた方」等への追加給付金の進捗に関してご報告いたします。先の定例会見でアバウトなスケジュールをお伝えしておりましたが、給付に関するシステムの出荷の都合もあり、スケジュールに変更が生じましたので改めてお伝えいたします。今回の支給対象者は支給要件ごとに抽出を3回に分けて行いますが、その第1陣となる対象者約6,900名について今月23日に通知文書を発送いたしました。また、初回の支給日が8月14日。以後、週単位で支給を行ってまいります。なお、支給申請は『確認書の返信による方法』と『LINEでのオンライン申請による方法』の2通りを採用しておりますが、第1陣における昨日までの数字を申し上げますと、申請者数が約2,300名で申請率33%。そのうちLINEでの申請が約1,700名と、紙申請の3倍に達している状況です。通知からの1週間で想定以上のハイペースにて申請受付が進捗している状況であり、やはり物価高を反映してか早急な支給が求められていると切に感じる一方、市公式LINEを活用したDXが市民の皆さまへ着実に浸透してきているものと実感しております。今後のスケジュールですが、第2陣の通知発送を8月上旬に、第3陣を8月中旬に行う予定としております。また、今回も昨年同様、迅速な給付を実現するため、今週28日月曜から8月29日金曜まで全庁で約150名態勢の職員動員を予定している状況です。改めて、市を挙げて迅速な給付に鋭意努めてまいりますと共に、給付金業務の進捗については今後も折を見てご報告させていただきます。
最後に、本日皆さま方のお手元に配布いたしております「広報たまな特別号 たまなし笑顔宅配便」についてご案内させていただきます。この「たまなし笑顔宅配便」は、平成30年度に多くの市民の皆さまからご意見をいただき策定しました「笑顔をつくる10年ビジョン」に基づく取り組み状況や今後の展望を分かりやすくお伝えすることを目的に、秘書課において令和2年度から毎年発行しているものであります。また、本市が市民の皆さまへの説明責任を果たすと共に、開かれた市政運営と協働のまちづくりを推進していく上で大変重要な取り組みとして位置づけているものでもあります。今回は「広報たまな8月号」と共に各ご家庭に配布させていただきました。今回の内容につきまして概要を申し上げますと、特に本年は「玉名市合併20周年」という節目を迎えるに当たり、これまでの20年間の歩みを写真と共に振り返る特集記事を掲載させていただきました。合併当時から発展する本市の様子を視覚的かつ時系列でご覧いただくことで、未来への展望を多くの市民の皆さま方と共有できればと考えております。その他にも「笑顔をつくる10年ビジョン」の3つの柱であります「市民生活の安定」「まちづくりの充実」「行政運営の進化」のそれぞれのカテゴリーごとに令和6年度及び7年度の具体的な取り組み内容や各事業の進捗状況などを紹介させていただいております。この「たまなし笑顔宅配便」を通じて市政情報を市民の皆さまと共有し、市政への関心をより一層高めていただくことで、共に創り上げる協働のまちづくりを推進してまいります。ぜひご一読いただき、玉名市の未来について共に考えていただきますれば幸いです。
それでは、これより記事の発表に入らせていただきます。
(以下、市長、発表事項の説明)
番号 | 記事件名 | 区分 |
---|---|---|
1 | 玉名市合併20周年記念式典入場申し込み受付開始 | 発表事項 |
2 | ミライにつなぐチカラ 玉名市事業承継連携協定締結式 | 投げ込み資料 |
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