同和問題
いわれのない差別の苦しみを考えてみてください
同和問題って?
同和問題とは部落差別に関わる人権問題のことです。この問題は出身地などを理由とした差別であり、日本国憲法で保障されている基本的人権に関わる重大な人権問題です。
部落差別の起源については、封建社会が確立されていく過程で、当時の人々を支配する目的でつくられた身分制度に由来しているといわれています。したがって、人種が違う、あるいは異民族の子孫であるという考えや、ある一定の職業についていた、特定の宗教に属していたなどという説は誤りです。
現在も、本人の人柄や能力とは直接関係のない出身地や家族の状況を理由に、結婚に反対されたり、個人に対する侮蔑や差別落書き、差別発言などが起こっています。
これから取り組んでいかなければならないことは?
思い込みや偏見をなくす
私たちは日常生活において、一人ひとりの個性を見るのではなく、ある集団に固定的なレッテルを貼って、その人を一方的に評価してしまうことがあります。このことは、偏見や差別につながります。偏見は、自分自身で考えて判断しようとしない態度からうまれます。ものごとを正しく見る、相手の立場や気持ちを理解する、ものごとを深く掘り下げて見ることが大切です。
迷信や世間体にとらわれない
他人の噂話などに影響されない広い視野を持ち、自分自身で考えて、判断することが大切です。
同和問題の正しい理解
同和問題について、正しく学ぶことによって、いかに差別が不合理なものであるかに気づくはずです。このことは同和問題だけでなく、さまざまな人権問題にも共通します。また、自分自身の人権感覚を磨くことにもなり、これからの生き方に必ず役立つものです。
※熊本県人権センター発行 「人権課題を知ろう!」 より
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