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令和3年3月定例会 招集あいさつ

更新日:2021年2月26日
令和3年2月26日(金曜日)

皆様おはようございます。

令和3年第3回玉名市議会定例会の開会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜り、御審議いただきますことに対し、誠にありがたく、厚く御礼を申し上げる次第でございます。

本議会には令和3年度当初予算案をはじめ、令和2年度補正予算案などの議案を御提案いたしております。御審議をお願いするにあたり、提案理由と市政運営に関する基本的な考え方、そして予算案に計上しております主要事業について御説明申し上げ、議員各位並びに市民の皆様に対し、御理解と御協力をお願いするものでございます。

まず、今年度を振り返ってみますと、まさしく世界中が新型コロナウイルス感染症の対応に迫られた1年であったように思います。現在、第3波の感染状況は、落ち着きを見せ、新規感染者数も、全国的に減少傾向にありますが、未だ東京都をはじめとした10都府県におきましては、緊急事態宣言が継続されているところであり、まだまだ予断を許さない状況に変わりはなく、引き続き、感染防止対策の徹底が求められているところでございます。

また、熊本県におきましては、延長されておりました県独自の緊急事態宣言が、今月17日をもって終了したところであり、このことにつきましては、私も安堵しているところでございます。県のリスクレベルも現在は、「レベル3、警報」に引き下げられ、一時期は60%を超えていました病床使用率も2月17日現在で、14%と落ち着き、医療提供体制も改善傾向にある状況となっております。

しかしながら、熊本県・熊本市新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解では、「県内各地で感染は散発的に報告されており、油断により感染防止対策が弱まるとすぐに再増加に転じる恐れがある」とされ、今後も油断が生じることがないよう、県民の皆様への感染防止対策の徹底を強くお願いされているところでございます。

また、一方で収束への切り札として期待されておりますワクチン接種問題につきましては、2月17日から全国で先行接種が開始され、今後は、治験データの分析等が加速していくものと思われます。これまでも申し上げてきましたが、本市におきましても、このワクチン接種につきましては、円滑な実施に向けて、万全の体制を構築して参る所存でございます。

さて、令和2年度のこの1年、本市の状況について振り返ってみますと、議員の皆様もご承知の通り、コロナ問題に奔走した1年でありました。これまで経験したことがない非常事態に遭遇し、例年になく臨時議会を開催することとなり、議員の皆様にも大変ご苦労をおかけしましたが、市民の命と暮らしを守るために、私といたしましては、日々、職員と議論を重ね、知恵を出し合い、スピード感をもって、本市独自の緊急経済対策を実施させていただいたところでございます。

しかしながら、その一方で、コロナの影響により、本市、または地域の各種イベントや行事ごとが、中止または規模縮小となりました。この現状は、感染防止の観点上やむを得ないことではありましたが、準備された時間や関係者のご苦労、そしてこれまでの伝統等を考えますと、非常に残念であったと感じているところでもございます。

このように閉塞感のあった重苦しい1年ではありましたが、明るい出来事もございました。

まず、地域情報化推進事業といたしまして、光ブロードバンド未整備地域への基盤整備が、昨年度末で完了し、これまで未整備であった旧玉名市の一部や横島町、天水町において、昨年4月からようやく光回線をご利用いただけることとなりました。このことにより玉名市内全域で光インターネットサービスが利用できることとなり、生活の利便性向上と企業誘致の立地条件向上へつながったものと考えております。

昨年6月には、市民の念願でありました「玉名市民会館ホール」がオープンをいたしました。今後、玉名市民の芸術文化の拠点として、大いに活用していただきたいと思っております。

また、高齢者の日常生活の移動手段対策といたしましては、「みかんタクシー」「しおかぜタクシー」「いちごタクシー」に続き、昨年10月から小田、梅林地域を対象に「いだてんタクシー」を新設し、乗り合いタクシーの運行エリア拡大を図ってまいりました。市民の皆様からは、「日頃の買い物や通院の際、利用させていただき、助かっている」との感想も寄せられているところでございます。

そして今年は、九州新幹線の全線開業からちょうど10年を迎えますが、開発がなかなか進んでこなかった新玉名駅周辺整備につきましては、昨年8月に、具体的な整備手法について定めた「新玉名駅周辺整備方針」を策定いたしました。本件につきましては、用地買収等の諸問題はあるものの、本市の将来計画を見据えて、引き続き、着実な整備推進に努めて参りたいと考えております。

さらに今年度は、市民の生命と財産を守るための地域医療の拠点と、地域防災の拠点も完成いたしました。

3月1日に開院いたします「くまもと県北病院」は、病床数402床と、県北最大規模の病院となっており、災害拠点病院としての機能を有するほか、24時間小児医療体制や検診機能の充実、さらには、熊本大学病院との連携による高度医療の推進等が期待されているところでございます。

また、同じ時期になりますが、「有明消防本部及び玉名消防署」が開業する運びとなっております。当施設は、大規模地震災害発生時にも防災の拠点として機能を維持できる強度の耐震性能を有しており、さらに市民の防災意識を高めることを目的とした「防災学習センター」も併設されているところでございます。

このように政策の推進に関しましては、ある一定の成果があったものと感じているところでございますが、喫緊の課題となっております新型コロナウイルス感染症対策のほか、公共施設の適正配置計画、子育て支援の強化や高齢者対策など、本市を取り巻く環境は依然として厳しく、まだまだ多くの課題が残されていることも事実でございます。引き続き、課題解決に向けて誠心誠意、取り組んで参りたいと考えているところでございます。

 

それでは、令和3年度当初予算案についてご説明いたします。

まず、国におけます地方財政の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により地方税等が大幅な減収となる中、地域社会のデジタル化や防災・減災、国土強靱化、地方創生の推進、地域社会の維持・再生等に取り組みつつ、公共施設等の老朽化対策・維持補修のための経費や社会保障経費の自然増などにより、依然として大幅な財源不足が生じると見込まれております。

このため、国は、地方財政対策として、激甚化・頻発化する災害への対応として「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を踏まえ「緊急自然災害防止対策事業費」及び「緊急防災・減災事業費」の対象事業を拡充した上で、事業期間を5年間延長して対応することとしているところでございます。

また、普通交付税等の一般財源総額につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により地方税等が大幅な減収となる中、行政サービスを安定的に提供しつつ、防災・減災、国土強靭化の推進などの重要課題に取り組めるよう、令和2年度を0.2兆円上回る額を確保し、地方財政への対応を行うこととされています。

このような中、本市の令和3年度の当初予算は、将来にわたって持続可能な財政基盤を確立するために、市税の確保はもとより、ふるさと寄附金の更なる増加に努めるなど、自主財源の確保を図るとともに、行政評価結果の的確な反映と事務事業の徹底した見直しを行い、併せて、ポストコロナを見据えたニューノーマル社会の到来を念頭に予算編成を行って参りました。

また、「市総合計画」に基づき、優先的・重点的に実施する施策を積極的に推進しつつ、「笑顔をつくる10年ビジョン」の基本目標の達成に向け、市民生活の安定・まちづくりの充実・行政運営の進化の3原則の取り組みを推進し、その実現に向けて優先度の高いものから着手していくことといたしました。

この結果、令和3年度玉名市一般会計予算案は、312億2,300万円となり、前年度と比較しまして3.2パーセントの減となります。

それでは、当初予算の主な内容につきまして、「笑顔をつくる10年ビジョン」の3原則に沿って重点化した事業を中心に御説明いたします。

まず、1つ目の原則「市民生活の安定」の分野でございます。

1点目に地域公共交通対策事業でございますが、この事業は、市民の生活の足として重要な役割を担っており、持続可能な交通体系を構築する必要がある一方で、利用者数の減少により乗合バス事業者等の収益の悪化や市の財政負担の増加等が、大きな課題となっております。このような状況ではありますが、特にお年寄りや学生などの日常生活における移動手段を確保するため、路線バス運行事業者と路線の見直しを図りながら、地方バス路線維持費に係る補助を行い、公共交通の利便性の確保を行っております。

また、交通不便地域の解消といたしましては、天水・河内エリアにみかんタクシーを、滑石・岱明エリアにしおかぜタクシーを、大浜・豊水・横島エリアにいちごタクシーを運行させ、令和2年10月からは小田、梅林地域で、いだてんタクシーの運行を開始したところでございます。今後の取り組みといたしましては、地域住民の日常生活における移動手段を確保するため、令和4年4月からいだてんタクシーの玉陵中学校区全域へのエリア拡大や、玉南中・天水中学校区への新たな公共交通の導入に向け、準備を進めて参りたいと考えているところでございます。

2点目に放課後児童健全育成事業につきましては、利用児童の増加に伴い、玉陵小学校の学童クラブを1クラブ増やし、市内19クラブで実施するもので、共働き世帯等の就労支援に寄与するものでございます。

3点目に情報教育推進事業といたしまして、今年度は、児童生徒、教師用タブレットパソコン約5,400台や校内ネットワークなどICT環境整備を行っており、これにより、情報機器の操作の習得やICTを活用した授業改善が図られるものと期待しているところでございます。そのため、より効果的な情報教育を推進するために、新年度よりICT支援員5名を配置し、21小中学校へ訪問していただき、学校教育における情報化の推進を実務的に支援することとしております。

次に、2つ目の原則「まちづくりの充実」の分野でございます。

1点目に境川改修事業でございますが、これは懸案事項でもあり、特に近年の豪雨により境川流域の春出地区及び中尾地区で冠水被害が多発しており、地域住民の不安要素となっております。そのため冠水被害の軽減・解消対策といたしまして、当該地区において境川へ流れ込む排水路整備工事を行うもので、令和3年度に着工し、令和6年度での完了を予定しているところでございます。

2点目に新玉名駅周辺整備事業でございます。今年度は、新玉名駅第2駐車場西側6.7haの開発促進に向け、整備方針に係る説明会の開催や、区画道路及び排水路・下水道の整備に係る土質試験・測量設計等を行っている状況でございます。

新年度には、整備区域内の一部区画道路・排水路・下水道整備の実施と、開発に伴う都市計画上の整理を進めるための交通量解析・立地評価・広域調整・用途地域の検討を行うこととしております。

また、新玉名駅周辺商業施設等立地促進奨励金につきましては、整備区域に商業施設等を立地することにより「にぎわい」の創出と「まちづくり」の推進を図り、市民及び新玉名駅利用者の利便性向上と定住人口の増加を目指すため新設いたしました制度で、特に地場事業者が出店または進出しやすくするための環境整備を行うものでございます。

次に、3つ目の原則「行政運営の進化」の分野でございます。

旧庁舎跡地におきましては、急傾斜地の解消と賑わいを創出するための有効活用が求められているところでございます。そこで、令和2年度から3年度にかけて、旧第1保育所の樹木伐採と基礎解体工事、並びに急傾斜地崩壊対策工事により危険区域の解消を行うものでございます。また、跡地活用の検討といたしまして、令和2年12月にサウンディング型市場調査を実施し、民間事業者から新たな利活用策や民間事業者が担える役割など御提案を頂きました。現在は、それらを基に民間活力を導入した官民連携による事業手法や公募条件の整理検討等を進めているところでございます。

この他、コロナ禍にあって、帰省もままならない学生の方へ玉名市の特産品をお送りし、地元の味を届けることで、県外に住む学生への応援と、イベント等の中止等により大きな影響を受けた特産品等事業者の支援を目的とした、玉名のうまかもん「ふるさとたまな便」事業等を計上いたしているところでございます。

 以上、令和3年度当初予算案につきまして主なものをご説明申し上げましたが、あわせて令和2年度補正予算案も提案いたしております。

令和2年度、補正予算は、本年度予算の決算見込みによる調整が大部分でございますが、国の「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」に基づく令和2年度第3次補正予算に対応した予算等を計上しております。その内容といたしましては、総合的なTPP等関連政策としまして、高性能な機械・施設の導入等を支援する産地生産基盤パワーアップ事業補助金や、通学路の交通安全対策事業として栗ノ尾石橋線道路改良事業等の計5事業、総額で3億4,735万9千円を計上し、着実かつ早期の執行に取り組んで参りたいと考えております。

また、本市独自の緊急経済対策第11弾といたしまして、長引く感染症により影響を受けた市内の宿泊施設や温泉施設等を支援するために、「平日限定!地元を楽しもう!!プレミアム付宿泊等クーポン事業」を実施することとし、それに係る予算を計上いたしております。

その他、新型コロナウイルス対策関連といたしまして、金融円滑化特別資金利子補給金基金積立金など計5事業、総額で1億2,907万5千円などを計上しております。

以上、市政運営の所信と令和3年度予算の主なもの、そして本年度の補正予算について述べさせていただきました。

そして、私の政策理念であります「市民の笑顔が人を呼び込むまち、笑顔をつくる10年ビジョンのまちづくり」につきましても、引き続き、その政策実現に向けて職員一丸となって努力して参る所存でございますが、当面は、新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題と位置づけ、緊張感をもって取り組む決意でございます。引き続き、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

なお、議案の内容につきましては、このあと提案理由の説明の中で、それぞれ申し上げさせていただきます。今議会提案の予算及び案件に対しましては、充分にご審議いただき、いずれも原案通りご承認を賜りますようお願い申し上げ、開会にあたりまして、私の挨拶とさせていただきます。


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