令和6年12月議会 招集あいさつ
更新日:2024年11月29日
おはようございます。
令和6年第5回玉名市議会定例会の開催にあたりまして、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
まず、先日、公用車を車検満了日が過ぎた後の状態で使用していたことが判明したことにつきまして、議員の皆様をはじめ、関係者の皆様に深くお詫びを申し上げますとともに、市民の皆様に対しましても、市の信用を失墜させる事態を招いたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。
このことにつきましては、本会議の後の全員協議会におきまして、改めて報告をさせて頂きたいと考えておりますが、法令遵守を促す立場にありながら、再び、このような事態を招いたことは慚愧に堪えません。今一度、組織全体が一丸となって再発防止に取り組み、信頼回復に努めてまいります。
年の瀬も押し迫り、今年も残り一月(ひとつき)、明後日からは師走を迎えます。初冬とは言うものの、ご承知のとおり、今月初旬は、日中に30℃近くまで上がる日もあり、真夏日に迫るような高温になる異例の暑さが続いておりました。最近になってようやく、これまでの暖かさから一転し、一気に師走に向けた寒さになってまいりました。急激な気温の変化で、体調を崩されないようにお気をつけいただきたいと存じます。
本年は、能登半島地震をはじめとする地震や、これも能登半島をはじめとした各地で発生した豪雨災害など、自然災害が多発した一年となりました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を心から願っております。災害への備えというものは、市政の重要課題の一つであります。本市におきましても、防災訓練の実施、本年度更新したハザードマップの周知徹底、避難所施設や災害対策設備の充実、情報伝達手段の拡充、また河川防災ステーションの整備など、災害に強いまちづくりに引き続き全力で取り組んでまいる所存でございます。
国政におきましては、今月11日、第2次石破内閣が発足いたしました。首相就任後初めての所信表明演説にもありました、地方創生への力強いコミットメントは、地方自治体にとりまして、大変期待を抱くところであります。新内閣の政策や動向を注視し、国との連携を強化しながら、本市の発展に繋がるよう努めてまいります。
その一方で、当面の政権運営の焦点といわれている、所得税が発生する「年収の壁」見直しにつきましては、引き上げの議論で進んでいるようでありますけれども、私たち、地方自治体においては、引き上げによる地方税財源への影響が懸念されており、総務省では、個人住民税の基礎控除が75万円引き上げられた場合、4兆円程度の減収と試算しています。また、熊本県の試算では、県全体でおよそ485億円の減収、本市においては、およそ10億円の減収が見込まれることになります。国民の手取りが増え、働き手不足などの課題の解消につながるといった、国民生活を豊かにするため、また経済成長を促すための重要な政策であることに理解を示すところではありますが、繰り返しとなりますけれども、行政サービスを提供する基盤である地方税財源に影響を及ぼすことがないよう、恒久的な財源を用意することを前提に、慎重かつ現実的な議論・検討を進めていただくことを求めるところであります。
さて、先日の17日、この議場におきまして、「玉名市U―18学びの議会」を開催いたしました。中学生・高校生議員14名の皆さんから、自分たちの住んでいる地域の問題や、毎日の生活の中から感じたこと、疑問に思ったことを、私をはじめ市の執行部に質問したり、意見を述べたり、さらには提言も行っていただきました。これらは全て、ここ玉名をもっと安全で快適な暮らしができるまち、笑顔があふれ誇りを持てるまちにしたい、そして、玉名の未来は自分たちが担っていくのだという気持ちを感じさせるものでありました。その姿を見ながら、市政を預かる身として、改めて責任の重さを感じ、身が引き締まる思いになりました。
引き続き、市政発展のため、そして将来を担う子どもたちが 住みたくなるまちづくりのために、発表のあった様々なご意見や提言についても、ひとつでも多くの施策につなげ、実現できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
最後になりますが、今議会では、主に、生活保護扶助事業費や環境保全型農業支援事業費、そして人事院勧告等に伴う職員及び会計年度任用職員の人件費などの補正予算、また、玉名市立小中学校設置条例及び玉名市民会館条例の一部を改正する条例の制定などの議案を上程いたしております。議案の内容につきましては、このあと提案理由の説明の中で、それぞれ申し上げさせていただきますので、充分にご審議をいただき、いずれも原案どおり、ご承認を賜りますよう心からお願い申し上げ、開会にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。
令和6年11月29日(金曜日)
おはようございます。
令和6年第5回玉名市議会定例会の開催にあたりまして、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
まず、先日、公用車を車検満了日が過ぎた後の状態で使用していたことが判明したことにつきまして、議員の皆様をはじめ、関係者の皆様に深くお詫びを申し上げますとともに、市民の皆様に対しましても、市の信用を失墜させる事態を招いたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。
このことにつきましては、本会議の後の全員協議会におきまして、改めて報告をさせて頂きたいと考えておりますが、法令遵守を促す立場にありながら、再び、このような事態を招いたことは慚愧に堪えません。今一度、組織全体が一丸となって再発防止に取り組み、信頼回復に努めてまいります。
年の瀬も押し迫り、今年も残り一月(ひとつき)、明後日からは師走を迎えます。初冬とは言うものの、ご承知のとおり、今月初旬は、日中に30℃近くまで上がる日もあり、真夏日に迫るような高温になる異例の暑さが続いておりました。最近になってようやく、これまでの暖かさから一転し、一気に師走に向けた寒さになってまいりました。急激な気温の変化で、体調を崩されないようにお気をつけいただきたいと存じます。
本年は、能登半島地震をはじめとする地震や、これも能登半島をはじめとした各地で発生した豪雨災害など、自然災害が多発した一年となりました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を心から願っております。災害への備えというものは、市政の重要課題の一つであります。本市におきましても、防災訓練の実施、本年度更新したハザードマップの周知徹底、避難所施設や災害対策設備の充実、情報伝達手段の拡充、また河川防災ステーションの整備など、災害に強いまちづくりに引き続き全力で取り組んでまいる所存でございます。
国政におきましては、今月11日、第2次石破内閣が発足いたしました。首相就任後初めての所信表明演説にもありました、地方創生への力強いコミットメントは、地方自治体にとりまして、大変期待を抱くところであります。新内閣の政策や動向を注視し、国との連携を強化しながら、本市の発展に繋がるよう努めてまいります。
その一方で、当面の政権運営の焦点といわれている、所得税が発生する「年収の壁」見直しにつきましては、引き上げの議論で進んでいるようでありますけれども、私たち、地方自治体においては、引き上げによる地方税財源への影響が懸念されており、総務省では、個人住民税の基礎控除が75万円引き上げられた場合、4兆円程度の減収と試算しています。また、熊本県の試算では、県全体でおよそ485億円の減収、本市においては、およそ10億円の減収が見込まれることになります。国民の手取りが増え、働き手不足などの課題の解消につながるといった、国民生活を豊かにするため、また経済成長を促すための重要な政策であることに理解を示すところではありますが、繰り返しとなりますけれども、行政サービスを提供する基盤である地方税財源に影響を及ぼすことがないよう、恒久的な財源を用意することを前提に、慎重かつ現実的な議論・検討を進めていただくことを求めるところであります。
さて、先日の17日、この議場におきまして、「玉名市U―18学びの議会」を開催いたしました。中学生・高校生議員14名の皆さんから、自分たちの住んでいる地域の問題や、毎日の生活の中から感じたこと、疑問に思ったことを、私をはじめ市の執行部に質問したり、意見を述べたり、さらには提言も行っていただきました。これらは全て、ここ玉名をもっと安全で快適な暮らしができるまち、笑顔があふれ誇りを持てるまちにしたい、そして、玉名の未来は自分たちが担っていくのだという気持ちを感じさせるものでありました。その姿を見ながら、市政を預かる身として、改めて責任の重さを感じ、身が引き締まる思いになりました。
引き続き、市政発展のため、そして将来を担う子どもたちが 住みたくなるまちづくりのために、発表のあった様々なご意見や提言についても、ひとつでも多くの施策につなげ、実現できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
最後になりますが、今議会では、主に、生活保護扶助事業費や環境保全型農業支援事業費、そして人事院勧告等に伴う職員及び会計年度任用職員の人件費などの補正予算、また、玉名市立小中学校設置条例及び玉名市民会館条例の一部を改正する条例の制定などの議案を上程いたしております。議案の内容につきましては、このあと提案理由の説明の中で、それぞれ申し上げさせていただきますので、充分にご審議をいただき、いずれも原案どおり、ご承認を賜りますよう心からお願い申し上げ、開会にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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