令和5年12月定例会 招集あいさつ
令和5年11月28日(火曜日)
おはようございます。
令和5年 第4回 玉名市議会定例会の開催にあたりまして、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今月の11月初めの3連休は、全国各地で夏日を記録する季節外れの暑さとなり、本市においても、「蓮華院誕生寺奥之院大祭」や「花火大会」などの行事やイベントが数多く開催されておりましたが、11月とは思えないほどの汗ばむ陽気でありました。
気象庁が、1898年に統計を開始してからの125年間で最も暑い夏となっており、熊本でも、年間の夏日の日数が観測史上最多となっております。
しかし、中旬に入ってからは、今度は12月並みの冷え込みとなり、一気に夏から冬へという感覚を覚えるほどで、気温の変化が大きく、体調管理にはお気を付けいただかなければならないと思うところであります。
あわせまして、インフルエンザの感染が拡大しております。県の発表によりますと、前週から1.35倍となり、5週連続で増加しています。本市においても毎週、各学校において学級閉鎖等が発生しており、これから、さらに寒くなるにつれ、そして忘年会などの飲食を伴うイベントなど、人の動きが活発化することで、年末年始に、さらに流行する恐れがありますので、引き続き注意のお願いをしてまいりたいと考えているところでございます。
さて、先週23日の、「第27回、玉名大俵まつりwith産業祭」は、好天にも恵まれ、そして日中は祭りの熱気と相まって汗をかくほどの陽気でありました。
大俵まつりには、コロナ以前と変わらないレース参加者数1,100人以上となったこともあり、共催した、産業祭、グルメ玉名屋台村においても、多くの人で大変賑わい、来場者数の集計はこれからでございますけれども、昨年以上の来場があったと聞いており、大盛況であったところでございます。このように多くの市民の皆様が参加され、大切な伝統文化が継承されますことはもとより、玉名の秋の風物詩として、皆様とともに盛り上げることができ、玉名に活気が戻ってきたことを実感して、大変喜ばしく感じた一日でございました。
次に、今月初めの5日から7日、熊本県北観光協議会で台湾を訪問し、インバウンドの合同トップセールスを実施してまいりました。今回は、県北地域の菊池市、山鹿市、和水町、玉名市の市長、町長とともに、台湾最大の国際旅行博である台北国際旅行博でのPR活動、日本台湾交流協会台北事務所への訪問、台湾大手旅行会社、また台湾三大旅行業界専門紙の雑誌発行会社への訪問、肥後銀行台北駐在員事務所への訪問など、3日間をフルに使って、県北地域をPRし、大変有意義なセールス活動であったと考えております。
九州、特に熊本のインバウンドは、台湾からの旅行者の比率が一番高い状況であり、本年(2023年)に入ってからの半年での宿泊者数の県内国別シェアでも、台湾は実に25%を占めております。そして、本年の7月からは、ついに、2019年、コロナ禍以前の月間宿泊者数を超えました。そのような背景もあり、訪問の際には、活気あふれる意見交換になったと感じているところであります。
熊本県では、TSMCの進出や台北線の定期便就航で盛り上がりを見せる中、県北4市町が、それぞれの特色や優位性を生かし、協力して誘客を促進しつつ、そして本市は、交通の利便性を生かした県北の玄関口としての役割を果たしながら、交流人口の増加を図ってまいりたいと考えております。
また一方で、台湾の各種団体さまからの視察や表敬訪問も増えております。先月から12月末にかけては、5団体からの訪問を受ける予定であり、台湾側からの関心の高さも感じております。このような来訪においての歓談の中で、観光のみならず、農業分野や台湾ビジネスとの交流など、あらゆる面で積極的に関係性を築き、今後の発展につなげてまいりたいと考えているところでございます。
次に、昨年度、国の承認を受け、本年度より取組が始まっている、菊池川 元玉名地区河川防災ステーションについてでございますが、国土交通省において、事業を着々と進めて頂いているところでありますが、現在は、用地の協議や各種調査、そして設計を進めているところであるとの報告を受けました。来年の令和6年からは、いよいよ盛土造成工事等が始まり、令和8年度には完成し、令和9年度に供用開始する予定で進んでおります。市もこれに併せて、水防センターの設置や、施設の活用などを連携して進めてまいりたいと考えております。
頻発・激甚化する災害への対応における、水防活動及び緊急復旧活動の拠点としての防災体制の強化、そして、平常時にはラグビーやサッカーなどのスポーツができ、地域のレクリエーションの場や憩いの場として活用できる施設として、早期整備を目指して推進をしてまいります。
次に、本議会において、玉名市立小中学校設置条例の一部を改正する条例の制定として、大浜小学校と豊水小学校の学校再編に伴う「大豊(おおとよ)小学校」の設置について、議案を上程させて頂いております。
学校規模適正化計画の中で、少子化に伴う児童数の減少を受け、より良い教育環境のため、学校再編の検討を始め、昨年の令和4年度から、大浜・豊水小学校の両学校運営協議会やPTA役員の皆様、保護者の皆様、校区住民の皆様に説明し、何度も話し合いを進めてまいりました。
そして、今年度に入り、学校統合への機運が高まり、具体的なスケジュールや学校統合時期を示す段階となり、令和7年4月開校を目指して進めていくこととなりました。
現在は、新しい学校づくり委員会が発足され、校名を始め、学校運営や標準服に体育服、通学方法など、様々な事項についての検討が始まっております。
これからも、開校に向けて、しっかりと取り組んでまいりますので、引き続き、学校、保護者、PTA役員の皆様、そして地域の皆様のご協力を賜りたく存じております。
最後になりますが、今議会では、主に、障害児通所給付事業費や子ども医療費助成事業費、また、複数の事業の令和4年度事業の精算に伴う国県への返還金などの補正予算、玉名市立小中学校設置条例の一部を改正する条例の制定などの議案を上程いたしております。議案の内容につきましては、このあと提案理由の説明の中で、それぞれ申し上げさせていただきますので、充分にご審議をいただき、いずれも原案どおり、ご承認を賜りますよう心からお願い申し上げ、開会にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。
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