企画展 「江戸時代 玉名の学者たち -文教の地を築いたひとびと-」
更新日:2006年11月1日
玉名は古来より、大陸に開かれた港湾都市として栄えました。中世期には、高瀬や伊倉に諸寺院が建立され、学問の花が咲き、キリシタンの宣教師が訪れる国際色豊かな土地でもありました。江戸時代になると、高瀬御蔵が設置され、高瀬町は五か町のひとつとなり、玉名郡代詰所が置かれるなど、郡の政治・経済の中心として、また交通の要所として栄えました。また、経済力の伸びを背景として、地域文化がおこり、多くの学者を輩出します。前原丈軒、大塚退野、西依成斎、草野潜溪、赤松助次郎、佐藤竜谷、月田蒙斎、伊形霊雨などの碩学が塾を開き、学問の種が蒔かれていきます。つづく幕末から明治にかけて、木下初太郎・助之父子が教育の振興に尽くした伊倉を中心に、林桜園、竹添井々、国友古照軒、友枝庄蔵らがつぎつぎと私塾を開校、その塾生からは、近代熊本をになう人材が多く輩出されました。今回の企画展では、江戸時代に玉名地域で活躍した学者たちの書や関係資料を紹介し、教育郡玉名、文教の地玉名を築いた人々の足跡をたどりました。
展示期間
平成18年11月19日(日曜日)〜平成19年1月8日(月曜日・祝日)
チラシ
※過去の企画展の為、チラシに掲載の情報の内、概要・趣旨などのみ記載しております。
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