企画展「大玉名展 きらめく歴史」
企画展「大玉名展 きらめく歴史」
玉名市立歴史博物館こころピアは平成6年5月22日に開館し、昨年開館25周年を迎えました。開館以来、玉名にこだわって展示を続けているのには訳があります。郷土の歴史を見つめ「河のまち玉名」を再発見し未来の発展へとつなげる創造拠点であることが当館の基本構想だからです。
私たちのふるさと玉名は、かつて菊池川を中心に港町として繁栄を続けてきました。玉名には、米の積出し港として熊本藩の経済基盤を支えた近世のみならず、舟形石棺を畿内まで運び大和政権や大陸との交流もあった古代、菊池の玄関口として開かれ海外貿易の拠点となった中世など、全て時代をとおして豊富な歴史・文化的テーマがあります。またふるさと玉名を自分の原点として各分野で活躍した文化人も多く輩出しています。当館は開館以来、その歴史・文化を物語る資料を収集し、研究・保存してきました。開館から26年を経て収集した資料はかなりの点数になり、また時代も分野も多岐にわたっています。これらの資料をとおして、私たちはふるさと玉名の歴史・文化を多方面から知ることができるのです。
「玉名にはなにもない」という市民が残念ながらいらっしゃいます。本当にそうでしょうか。本展では伝えられてきた資料をとおして、皆さんも一緒にふるさとの魅力について考え再発見していただきたい、玉名の歴史を知ることで郷土に愛着をもつ機会となってほしいと思います。当館は市民の心と心の架け橋という意味で「こころピア」と名付けられました。玉名に魅力を感じ愛着をもつ人たちの架け橋になる、その想いを胸に当館はこれからも活動していきます。
期間
前期(きらめく歴史):令和2年5月14日(木曜日)から令和2年7月12日(日曜日)
後期(きらめく人びと):令和2年7月26日(日曜日)から令和2年10月18日(日曜日)
休館日
- 毎週月曜日(当日が祝日の場合はその翌日)
- 祝日の翌日(その日が日曜日のときを除く)
展示品
前期:豪潮、同田貫、小代焼など
後期:木下順二、植田いつ子、川本末雄、金栗四三など
場所
博物館企画展示室
観覧料
有料(一般300円、大学生200円、高校生以下無料)
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