猪喰祭り
更新日:2009年3月25日
1月17日に行われる滑石地区の諏訪神社の春の祭礼は、猪食祭りと呼ばれています。
祭神の建御名方富神が諏訪において農作物を荒らす猪を鎌で退治し、その肉を村人の分け与えたことに由来するといいます。
祭りは滑石本村・清松・塩浜地区とで行われます。それぞれの区から祭りを執行する節頭が選ばれます。
神事が行われてから、1人の青年がふんどし姿になって、境内中央にある池に1本の御弊のついた長い竹竿を立てます。
それから節頭家に行き、床の間に掛け軸を掛け、供物などを供えて神事が行われます。
大皿に盛られた刺身を介添え役が端でつまんで節頭の掌に乗せます。
二升徳利の御神酒がお碗になみなみ注がれ、一息に飲み干します。
最後に次の年の節頭に掛け軸と記録の入った文書箱を手渡します。これがトウワタシであり、これで神事は終了します。その後、参加者による直会となります。この時は必ず猪肉の入った吸物が出されます。
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