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令和2年6月30日開催 月例記者会見 市長挨拶

更新日:2020年6月30日

令和2年6月30日開催 月例記者会見

市長あいさつ

 

月例記者会見の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

緊急事態宣言が全面解除されて1カ月余りが経過し、現在、私たちは「新しい生活様式」を実践しながら、コロナとの共生・共存を図りつつ、徐々に日常を取り戻しつつあります。しかしながら、世界レベルで見てみますと、感染者数は全世界で1千万人を超え、死者数は50万人に達するなど、いまだ驚異的なペースで感染拡大し、パンデミック(世界的大流行)が加速しております。

国内においても感染再拡大が懸念されるほか、専門家の中には疫学や公衆衛生学的に「第2波の襲来」を確実視する見方もあり、依然として感染の脅威が我々の生活に潜み、予断を許さない状況にあることに変わりはありません。

さて、今月11日に九州財務局が発表した4から6月期の「法人企業景気調査」によると、2004年の調査開始以降、県内の景況判断指数は最大のマイナス幅を記録。今後の見通しは極めて不透明かつ厳しい経済状況を反映しております。本市においても、この状況に例外はありません。長期の自粛生活により低迷・疲弊した地域経済の閉塞感を打開するには、社会経済を循環させる施策の展開が急務かつ最重要課題であると捉えております。6月議会で可決された本市独自の各種緊急経済対策(「ふぁーまーず・マーケット”応援の輪“事業(サイト内リンク)」、「中小企業者家賃補助事業(サイト内リンク)」、「地元を楽しもう!宿泊等クーポン券半額キャンペーン事業(サイト内リンク)」)も明日、7月1日より展開してまいりますが、これ以降も国の「地方創生臨時交付金」の2次配分に対応した本市独自の緊急経済対策を展開すべく、現在、各課に対し政策提案をするよう指示している次第です。

また、社会経済水準のレベルを引き上げるためには、人々の「往来の自由」が必要不可欠ではあるものの、これはまた感染拡大のリスクと表裏一体の関係にあると認識しております。「ウィズコロナ」の中で、「感染拡大防止」と「地域経済の回復」をいかに両立させ、確立していくか。緊急事態宣言解除後、東京都を中心に、ここ数日は新規感染者数が高い数字で推移しており、「夜の街」関連での感染拡大が指摘されています。玉名の「夜の街」にも今、賑わいが戻りつつあり、景気回復の波を一気に加速させたいところではありますが、ここで警戒を緩めてしまっては、本市もいつ新規の感染が確認されるか分かりません。求められているのは、「感染拡大防止」、「感染予防」を担保した「新たな地域経済活動のあり方」の模索と、「新しい地域経済活性策」の実践。これが、「感染拡大防止」と「地域経済の回復」の両立を実現する鍵であると、そう考えている次第です。

次に、特別定額給付金について報告いたしますが、本日までに給付対象:約2万8千世帯のうち97%の世帯分の振り込みが完了。また、来月13日から17日までの5日間は通帳をお持ちでないなど、お振り込みができない方を対象とした現金給付のための事前受け付けを行うこととしております。その他、郵送した書類が宛て所不在で還付された世帯の追跡調査や未申請世帯への催促の通知など、市内全世帯への給付達成を目途(もくと)に鋭意努力しているところであります。

さて、九州北部も梅雨入りし、本格的な出水期を迎えております。先般27日は、未明から九州各地で記録的大雨となりました。幸いにして本市はそこまでの雨量とはならなかったものの、豪雨災害に対する備えと警戒は、やはり強く求められております。特に、コロナ禍のもとで「感染予防」と「避難行動」をいかに両立させていくか。「避難所における感染拡大防止策」をどう確立するか。本市のみならず、全国の自治体に対し非常に大きな課題が課せられている次第です。どうか、この出水期が何事もなく過ぎ去ってくれることを願いつつ、コロナの脅威、風水害の脅威のいずれからも市民の貴い命を守るべく、さらなる緊張感と警戒心を持って、行政を挙げ、この時期の対応に取り組んでまいる所存であります。

それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として、1つ目に「金栗四三氏の遺品贈呈式について」、2つ目に「新型コロナウイルス感染症対策へのふるさと寄附金」について、以上2件を用意しております。1つ目の発表事項ですが、今回、日本人初のオリンピアンである金栗先生の貴重な遺品が発見されました。当時の金栗先生の歴史を物語る大変貴重な史料であります。2つ目の発表事項ですが、コロナ禍の中、本市のコロナ対策への支援として、全国から「ふるさと納税」を通じた寄附金が多数寄せられております。社会経済が低迷する中、ご寄附いただいた方々の善意に対し衷心より厚く御礼申し上げる次第であります。

ほかに、投げ込み資料として、3件を用意しております。例年ならば、「海開き」や「納涼花火大会」など、夏の各種行事のお知らせをするところでありますが、コロナの影響で中止となり、お知らせできませんことを心よりおわび申し上げます。一方、6月1日にオープンし、コロナ対策のため休館しておりました「新市民会館ホール」が、いよいよ明日、7月1日より開館いたしますことをここにご報告させていただきます。

最後に、今回の記者会見、このコロナショックがなければ、本来なら東京オリンピック開幕直前の会見として、本市がホストタウンとして実施する様々な事業をお知らせし、機運を盛り上げる、まさに絶好の機会であったであろうかと存じます。史上初の大会延期決定により、それが叶わず誠に残念ではありますが、本市がより一層充実したホストタウン事業を展開するための時間的猶予をいただいたと前向きに捉え、さらなる準備に努めながら、来年、東京オリンピックが無事に開催されますとともに、改めて来年のこの記者会見の場において盛大に発表できますことを、切に願いたいと思います。

以上、お伝えいたしまして、本日の月例記者会見に当たってのあいさつといたします。

 

 

表:6月30日開催月例記者会見 記事一覧
番号記事件名区分
1金栗四三氏の遺品贈呈式について発表事項
2新型コロナウイルス感染症対策にあたたかい寄附ありがとうございます。発表事項
3玉名市中小企業者家賃補助事業について投げ込み資料
4ひきこもり支援対策を強化〜就職氷河期世代活躍支援プランに係る市町村プラットフォーム事業を立ち上げ〜投げ込み資料
5博物館からのお知らせ投げ込み資料

 

【その他配付資料】

  • 特別定額給付金窓口現金給付(事前受付)チラシ
  • 特別定額給付金【給付状況】(6月30日現在)
  • 玉名クオリティ認証について(案)
  • AIを活用した業務効率化に取り組みます。 〜AI-OCRの試行導入〜

 


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