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令和2年7月14日開催 臨時記者会見 市長挨拶

更新日:2020年7月14日

令和2年7月14日開催 臨時記者会見

市長あいさつ

 

臨時記者会見の開催に当たりまして、近況を交えて、ごあいさつを申し上げます。

記者クラブ各位におかれましては、ご多忙の折、臨時記者会見にご参集を賜りまして誠にありがとうございます。

さて、本日未明、新型コロナウイルスの感染者が全世界で遂に1,300万人を超えたと伝えられました。また、最新の研究結果では、既存の新型コロナウイルスの感染力は当初「中国武漢」で確認されたものの6倍に変異しているとの報告もなされております。一方、国内においても感染再拡大に歯止めがかからず、依然として終息が見えない状況にございます。そのような中、先般7月10日に令和2年第5回となります臨時議会の招集を告示いたしました。招集日は、7月17日(金曜日)であります。今般の臨時議会において提案いたします内容は、一般会計における予算補正で、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う玉名市独自の支援策の追加分および国の補正予算関連事業に係る補正分など、補正額は6億7,803万5千円。補正後の総額は、異例の401億1,822万8千円。過去最高の予算規模となっております。緊急事態宣言の全面解除後、およそ2カ月半が経過。ようやく地域経済が動き出したものの、事業者からはやはり「コロナ以前のような生活には戻れない」との沈痛な声が多く聞こえてまいります。そこで、自粛により低迷した社会経済の回復に向け、地域経済をより循環させていく施策を早急に展開すべく、今回『地域応援商品券事業』を提案。また、国の補正関連で、新型コロナ対策として当初の予定を前倒しして遠隔授業に対応すべく、市内の全小中学校の児童生徒にタブレットを配付し、家庭での遠隔授業、また、学校内におけるICT授業の推進を図る『情報教育推進事業』の提案。これらを主な内容とし、今回、至急議会に審議をいただくものであります。

さて、コロナ禍による経済活動の停滞と長期にわたった外出自粛や移動制限等の余波により、現在、本市の観光・宿泊産業も甚大な影響を受けております。また、「新しい生活様式」の中、感染拡大防止のための衛生管理の徹底が求められるなど、コロナへの不安を払拭する「新しい観光・宿泊産業のあり方」が強く求められている次第です。そこで、本市が安心・安全な観光地であることを県内外にアピールし、誘客につなげるべく、本市独自の衛生基準を満たした宿泊施設を認証する「玉名クオリティ認証制度」を今回新たに創設します。感染予防策の徹底を図りながら、利用者の皆様が安心して滞在できる環境の提供、その実現に努めてまいりたく存じます。

このように、ウィズコロナの中で経済回復に向けて再開された社会経済活動ですが、今月上旬、その出鼻をくじくように九州地方に発生した記録的大雨による豪雨被害。熊本県南地域では甚大な被害が出ておりますが、九州全7県で河川氾濫が発生したほか、その被害は全国15県に及ぶなど、各地に非常に大きな傷跡を残しました。被害に逢われた皆様方に対し心よりお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々に対し深くお悔やみ申し上げる次第であります。また、被災地におかれましては、どうか一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げたいと存じます。

本日も局地的に非常に激しい雨の予報が出されておりますが、ここまで降りやまない梅雨というものは、正直、経験したことがありません。また、政府は本日の閣議において、今回の豪雨災害を7例目となる「特定非常災害」に指定した次第です。本市が受けた被害は他の自治体に比べれば比較的少なかったものの、それでも市内の一部で浸水被害や土砂崩れの発生、また、菊池川においては氾濫危険水位を2回も上回るなど、これまでにない甚大な災害発生の危険と恐怖を感じたことは否めません。

そして今回、県南地域を襲った豪雨の影響により、本市ホームページが数日にわたって閲覧できない状況に陥り、市民の皆様をはじめ報道各社にも大変なご迷惑をお掛けいたしました。原因は、県南地域に設置されたサーバの光回線が豪雨による土砂崩れで緊急回線ごと断線したためであり、改めて、災害とは人知を超え、いつ、いかなるかたちで私たちの生活に降りかかるか想定できないということを痛感した次第です。現在、市ホームページについては、委託管理業者がサーバを地理的に別の場所に再建し、既に仮復旧しておりますが、それまでの間は市の公式facebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)、玉名市安心メール等を代替手段として駆使し、サーバ仮復旧までの急場を凌いだ次第です。今回のこの経験を教訓として、非常事態下において情報発信チャネルを複数持つことの有効性・有用性に鑑み、特に「ソーシャル防災」としてのSNSにおける情報発信チャネルを増やすべく、従来から検討を進めておりましたLINE(ライン)の玉名市公式アカウントを、今回、前倒しで開設することといたしました。

また、今回の豪雨災害につきましては、県内の被災地に対し本市からも職員の災害派遣を実施。県南地域を襲った豪雨直後の、7月4日(土曜日)午後の第1陣派遣を皮切りに、12日(日曜日)までの9日間、給水支援派遣、災害物資提供、災害応援派遣など、延べ55名を派遣した次第です。

まだ出水期は始まったばかりでありますが、梅雨が明ければ、次は本格的な台風シーズンが到来します。今や、50年に一度、100年に一度と称される記録的大雨が毎年のように発生する現状。頻発する大規模自然災害に危機意識を高め、業務継続計画等の行動指針に則り、迅速な意思決定にて市民の生命と財産を守るべく、行政として最善の策をとってまいりたいと存じます。

それでは、本日の臨時記者会見の内容でございますが、これまで申し上げましたとおり、まず発表事項として、1つ目に「第5回玉名市議会(臨時会)」について、2つ目に「玉名市公式LINEアカウント開設」について、3つ目に「『玉名クオリティ』認証制度の創設」について、以上の3件を用意。次に、投げ込み資料といたしまして、1つ目に「令和2年豪雨災害に係る災害派遣」について、2つ目に「『玉名に泊まろう!プレミアム付き宿泊クーポン券』事業開始期間変更」について、以上2件を用意しております。

最後に、ウィズコロナの中、「感染拡大防止」と「経済回復」の両立に加え、「大規模自然災害対策」の並立と、全国の自治体は今、いずれも限りある財源の中で財政出動を余儀なくされるなど、かつてないほどの困難に直面しております。今回の豪雨被害についても、現在、本市の被害状況の把握と災害復旧予算の積算等を早急に行っておりますが、特に土砂崩れや農業被害等に関しては天候の回復を待たないことには全容がつかめません。本件の情報につきましては、準備が整い次第、折を見て改めてご報告させていただきたく存じます。

以上、お伝えいたしまして、本日の臨時記者会見に当たってのあいさつといたします。

 

 

表:7月14日開催臨時記者会見 記事一覧
番号記事件名区分
1第5回玉名市議会(臨時会)発表事項
2玉名市公式LINEアカウント開設します発表事項
3「玉名クオリティ」認証制度を創設します!!発表事項
4令和2年豪雨災害に係る災害派遣について投げ込み資料
5「玉名に止まろう!プレミアム付き宿泊クーポン券」事業開始期間変更について投げ込み資料

 


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