令和3年7月30日開催　月例記者会見

市長あいさつ

皆さん、おはようございます。

月例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

さて、本県では先週から多数の新型コロナ新規陽性者の確認が連日続いており、デルタ株の疑い事例も報告されるなど、感染拡大に繋がる重要な局面にありましたが、今週月曜(26日)、知事は県の新型コロナ対策本部会議で「第5波が到達した」と宣言し、リスクレベルを4の「特別警報」に緊急的に引き上げ。その2日後(28日)には、さらにレベル5の「厳戒警報」へと引き上げ、矢継ぎ早の対策を打ち出したところであります。

懸念されていた大都市における爆発的感染の本県への波及、特に、大半がデルタ株に置き換わったと推測される福岡県に隣接する有明保健所管内では、「越境感染」が地域内で急拡大したと見られ、コミュニティや飲食店で複数のクラスターが発生。本市も現在、感染状況は著しい増加傾向にあります。また、先の4連休中の感染事例がこれから顕在化し、更なる感染拡大が生じる可能性が非常に高く、感染の連鎖が再び職場や家庭内に及ぶことを危惧しております。

また、今週火曜(27日)から有明保健所管内の酒類提供飲食店は、県からの要請により、再び時短営業を強いられることとなりました。本市でも、飲食店に起因するクラスターが複数発生していることから、感染拡大防止を目的に、市職員による店舗巡回を行っております。飲食店事業者の皆様には、再びご負担・ご苦労をお掛けするかたちとなってしまいましたが、これ以上の感染拡大を早期に抑え込むためにも、県からの要請を遵守していただくべく、感染予防の徹底を強く啓発してまいる所存です。

加えて、昨日から「九州看護福祉大学集団接種センター」も稼働を開始しました。近隣自治体を含めた保育士、教職員を初め、職域接種に対応できない小規模事業者を対象に、3,600人分を接種します。集団免疫の早期達成、また、1人でも早く接種できるよう、今後も情報収集とワクチンの確保、効率的なワクチン配分に鋭意努めてまいります。

変わって、今月23日、遂に東京オリンピックが開幕しました。アンゴラ共和国のホストタウンである本市では、15日からの1週間、女子ハンドボール選手団20名の事前キャンプ受け入れを粛々と実施。当初予定していた様々な交流事業も見直しを余儀なくされ、オンラインを利用した中学生の交流のみと、最小限のものとなりましたが、玉名とアンゴラとの心は大きく通い合ったものと実感しております。そのお礼として、アンゴラ選手団からは「非常に温かく迎えていただいた。また、機能的にも練習に必要なものは全て整っており、素晴らしいサポートを受けた。」と感謝の言葉をいただいた次第です。さらに、東京オリンピックの開会式では、アンゴラ　選手団が入場の際、本市のマスコット「タマにゃん」がデザインされたマスクを着用して行進。ホストタウンである本市に対し恩返しをするという一幕があり、多くの玉名市民が驚き、歓喜したとともに、市外の方からも反響をいただいたところです。

また、明日は奇しくも「アンゴラ対日本」というカードが組まれておりますが、我々はホストタウンとしてアンゴラとの絆を胸に、明日はしっかりアンゴラチームの応援をさせていただく所存であります。どうか、記者クラブの皆様方におかれましても、我々と気持ちを同じく、アンゴラチームへの応援のほど、よろしくお願いいたします。

それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として「玉名市子ども議会」について、「フードドライブへの協力依頼」について、以上の2件を。ほかに、投げ込み資料として別に3件を用意しております。詳細につきましては、担当よりご説明いたします。

以上、申し上げまして、本日の月例記者会見に当たっての挨拶とさせていただきます。