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令和4年3月30日開催 月例記者会見 市長挨拶

更新日:2022年3月30日

令和4年3月30日開催 月例記者会見

市長あいさつ

 

皆さん、おはようございます。

令和3年度最後となります月例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

さて、新型コロナについてですが、今月21日を期限に『まん延防止等重点措置』が解除され、地元飲食店にも賑わいが戻ってきたように感じます。

今回の重点措置の解除はこれまでと大きく異なり解除基準の緩和が示されたものであり、重点措置の長期化の回避や適用の柔軟化など社会経済活動の正常化に向けた第6波からの出口戦略であると同時に、コロナ共生社会の在り方がまた一つ新たな段階に移ったものだと捉えております。

ただ、第6波のピークは超えたとされるものの、その数値は昨年夏の緊急事態宣言のピーク時の倍以上と非常に高水準で推移しており、本市でも連日複数名の新規陽性者の確認が続いている状況に変わりはありません。また、緩やかな減少傾向にあった感染状況も今週は増加に転じたほか、昨日は県内でもオミクロン株の派生型が初確認されるなど、既にリバウンドの兆しが見られ始めています。奇しくも年度変わりのこの時期は一年を通して人口変動が最も大きい時期であるほか、行楽や会食の機会も一気に増加する時期に当たり、ただでさえリバウンドの要因が多い状況に非常に強い危機感を抱いています。警戒を高めるとともに、改めて基本的な感染予防対策の徹底を啓発してまいりたく存じます。

次にワクチン接種についてですが、5歳から11歳の小児接種に関し本市は郡部4町と一体となり「玉名郡市広域共同接種事業」として安全な体制のもと今月から接種を開始しました。また、3回目接種に関しては全国的に予約低調が叫ばれるものの、本市の接種率は今月28日時点で約60%と順調な進捗を見せております。なお、来月からは3回目接種対象を18歳以上から12歳以上に拡大して実施しますが、今後も希望者に対しできる限り速やかな接種実現を目指し、接種率の向上を図ってまいりたく存じます。

変わって、本県の「アサリ産地偽装問題」に関してですが、2月1日に知事より出された緊急出荷停止宣言から間もなく2カ月を迎えます。この間、産地偽装防止策となる「熊本モデル」も構築され、来月12日から県産天然アサリの出荷が再開される見通しとなりました。ですが、今回のこの問題が落とした影は大きく、地元4漁協は今非常に厳しい中での運営を強いられ岐路に立たされている状況です。

地元4漁協はこれまでアサリ稚貝の放流・育成に懸命に取り組んでこられ、本市からもしっかりと支援を行ってきました。この支援は当然ながらアサリの再生のみならず、かつて「豊穣の海」と称された有明海の再生をも見据えたものであり、今後とも継続して行っていかねばならないと考えております。そのような中で今回、アサリ再生に向けた地元漁民や漁協の真剣かつ地道な努力とその営みさえも「アサリ産地偽装問題」に一括りにされ、アサリに関わる者の全てが何か悪者のような見方をされていることは甚だ遺憾でありますし、真に問題である部分がぼやかされている印象を受けています。こうした負のイメージを何としても払拭し、玉名ブランドの再構築と信頼回復のためにも事実を正しく発信し、伝えていく必要性を痛感しております。

また、県は今回「蓄養は認めない」との方針を示し、蓄養に対する補助を行わないとしましたが、決して蓄養が悪いわけではありません。ルールを無視した出荷業者に対するペナルティーは理解しますが、蓄養を理由にアサリ再生に向け懸命に努力し汗を流されてきた方々への補助までが廃止されることの影響を非常に危惧しております。よって先般、県に対し本市の窮状を訴えるとともに、方針の見直しを求める申し入れを行った次第です。

市としては、今後も地元漁民と漁場を守っていくために支援を続ける覚悟でありますし、その先に行政に一体何ができるのかをしっかりと議論してまいります。さらに、本市漁業を将来につないでいくためにも地元漁民・漁協と心を一つにし、地域水産振興になお一層尽力してまいる所存であります。

最後に、菊池川沿いにおける「河川防災ステーションの整備計画」について少々申し上げたいと思います。昨日、国土交通省と本市は二者連携による災害に強い地域づくりを目指し「河川防災ステーション整備計画」確認書の調印式を執り行った次第であります。

この河川防災ステーション整備計画の登録は、九州地方整備局管内では13番目、また、菊池川流域では初となります。菊池川沿線では、これまで洪水による家屋等の浸水被害を幾度か経験してきました。この河川防災ステーションは近年異常気象により激甚化する河川災害に迅速に対応する機能を有した防災拠点であり、有事の際にその被害を最小限にすべく活動拠点となる施設であります。国が緊急復旧用資材の備蓄やヘリポートの整備を行い、本市は水防センターの設置を行う予定です。菊池川沿線住民の生命・財産を守るために非常に重要な役割を担う、まさに待望の防災施設が誕生する運びとなっております。

なお、平常時には防災学習拠点としての利用のほか、地元自主防災組織や消防団の会議・研修、また、サッカー、グラウンドゴルフなど地域の交流・憩いの場としての活用も可能となっております。今後は用地交渉をはじめとする諸問題の解決に努め、早期整備を図ってまいる所存であります。

それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として「組織再編及び職員異動の概要」について、以上1件を。ほかに投げ込み資料として別に1件を用意致しております。

以上、お伝えいたしまして、本日の月例記者会見に当たっての挨拶と致します。

 

 

 

 

表:3月30日開催 月例記者会見 記事一覧
番号記事件名区分
1組織再編及び職員異動の概要について発表事項
2博物館からのお知らせ投げ込み資料

 


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