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令和5年3月30日開催 月例記者会見 市長挨拶

更新日:2023年3月30日

令和5年3月30日開催  月例記者会見

市長あいさつ

 

皆さん、おはようございます。

それでは、今年度最後となります、月例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

まだ朝夕は冷え込むものの、この所、日中は初夏を思わせるような季節外れの汗ばむ陽気が続いております。桜の花も咲き進み、市内はどこも満開で  見頃を迎えました。桜を見てホッと一息つくのは日本人の習慣だと言われます。「花を愛でる」にはまさに最高の季節。どうか多くの皆さんに満喫していただければと思う次第です。

さて、新型コロナの感染状況も減少傾向が続いて  おりますが、今月13日にマスク着用が個人判断となってから既に2週間以上が経過しました。市内を見てみますと着用状況に際立った変化は見られず、脱マスクへの慎重姿勢や、マスク着用の習慣が強く定着しているもの感じます。ただ、時期的には歓送迎会シーズン本番であり、飲食店にとっては書き入れ時。制限の緩和から地元飲食店も賑わいを見せており、このまま地域経済の回復基調につながることを強く期待する所です。しかしながら、コロナが完全に収束したわけではないため、現在の行動が今後の社会にどう反映されるのかは危惧する所でもあり、やはりリバウンドへの懸念は払拭できません。また、5月8日のコロナ5類移行に伴い、これまで停滞していた様々なものが動き出します。ですが、社会はコロナ前に戻るのではなく、コロナ禍により定着した新しい生活様式や日常の様々な習慣を人々の価値観やライフスタイルに合わせて選択する、個人がそれぞれにコロナとの向き合い方を選んでいく、そんな新たなフェーズに社会は移っていくものと考えます。我々も、引き続き社会全体の公衆衛生対策を講じる一方で、個人の価値観と多様性を尊重する「コロナ共生社会」の在り方を模索しながら、社会の変化に即した行政に努めてまいりたく存じます。

変わって、先月28日の厚生労働省の発表によると、2022年の出生数が1899年の統計開始以来、初めて80万人を割りました。政府の想定より10年早い急激なペースで少子化が進行しており、この傾向がこのまま続けば社会は機能不全に陥り、国力低下は免れません。岸田総理は危機的状況との認識を示すとともに、子ども・子育て政策は最も大切な投資だと強調。「異次元の少子化対策」として関連予算倍増の考えを示したところです。本市でも令和元年実施の調査結果によれば、少子化は「子育てや教育経費の負担」が最も大きな要因とされ、未婚化・晩婚化に加え、経済的理由による出産意欲の低下が問題の背景にあると分析できます。問題の解決には賃金の引き上げは勿論、経済的軽減のための財政支援といった個人生活ベースのミクロ視点での施策のみならず、他に育児休暇への職場の支援や理解、女性の働き方の多様化の推進、保育士の負担軽減といったマクロ視点での社会構造の改善など、施策の複合的展開が欠かせません。特に、本市「10年ビジョン」の中でも「安心子育て環境づくり」は冒頭に掲げており、私も達成すべき最重要課題と位置づけています。総理が掲げる「異次元の少子化対策」として明日出される政府のたたき台が試金石となり、6月には子ども・子育て予算倍増への道筋が示されるものと思われます。今後の国の動向を踏まえ、市独自の施策の展開も視野に、本市子育て支援策のより一層の充実を図ってまいりたく存じます。

次に、本日の発表事項にも挙げておりますが、この春の機構改革に伴い、本市に「水産林務課」を新設します。昨年、国がアサリ産地偽装問題の実態を公表してから早や1年が経過。この間、地元4漁協は非常に厳しい運営を強いられながらも、アサリ資源と市場信頼の回復に向け懸命な努力と試行錯誤をされています。そうした中、今年1月下旬にはさらに追い打ちをかけるように、寒波に伴う暴風雪によって収穫前のノリ漁場に甚大な被害が発生。玉名を象徴  する2大海産ブランドを取り巻くこうした状況に強い危機感を抱いた次第です。私自身、昨年3月のこの会見の場で、市として地元漁民と漁場を守るために支援を行うだけでなく、その先に行政として  一体何ができるかを議論していきたいと申し上げました。その1つの答えが、この「水産林務課」の新設であります。本市水産業の窮状を打開するため、水産部門を独立し、権限を強化。水産政策の総合的・計画的な執行を担うことで、適切な水産資源管理と成長産業化の両立を目指し、本市水産業の強靭化を図ってまいります。また、アサリとノリの現状について少々触れますが、まず、アサリに関しては滑石に限って申し上げますと、この春はまとまった出荷量が見込まれていたものの、1月下旬の暴風雪によりアサリが漁場から流失。しかしながら、3月の漁獲は1.2トンと比較的順調であり、滑石漁協は平成30年以来、実に5年振りにアサリの出荷を達成。引き続き、4月も現地の状況に応じて採貝する予定だと伺っております。また、ノリに関しては最終的な被害数量が確定し次第、被害を受けたノリ網や支柱の処分に係る費用、さらに、来シーズンに向けた資材購入等の支援策をまとめ、早急に予算化を図り、執行に移してまいります。本市漁業を将来につないでいくため、必要な支援を講じるとともに、地元漁民・漁協と心を一つにし、地域水産振興になお一層尽力してまいる所存であります。

それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として「組織再編及び職員異動の概要」に  ついて、「玉名市介護人材育成支援事業助成金」について、以上2件を用意しております。詳細につきましては、担当から説明致します。

最後に余談ですが、過日、ことし初開催となった「玉名いだてんマラソン」の模様を取材した本市紹介の特番を放送していただき、また、本市地域おこし協力隊も出演させていただきました。他にも今年は年明けから地域おこし協力隊にメディア出演の機会を頂き、今後も番組が予定されるなど、市のPR・情報発信の面で露出機会が増えることを期待しています。そこで、今後、地域おこし協力隊を市公式パブリシティと位置づけ、活動の幅を広げたいと計画中です。詳細は決まり次第お伝えしますが、その折にはどうか記者クラブの皆さまにも大いに  起用・活用していただき、本市のPRに一役買っていただければと思います。

以上、お伝え致しまして、本日の月例記者会見に  当たっての挨拶といたします。

 

 

 

 

表:3月30日開催  月例記者会見  記事一覧
番号記事件名区分
1

組織再編及び職員異動の概要について

発表事項
2玉名市介護人材育成支援事業助成金について発表事項

 


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