令和5年7月28日開催 市長月例記者会見 市長挨拶
令和5年7月28日開催 市長月例記者会見
市長あいさつ
皆さん、おはようございます。
月例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
さて、先月の記者会見冒頭の挨拶にて、会見後から7月の頭にかけて九州地方は梅雨の最盛期で、警報級の大雨となる恐れがある旨について触れました。本市でも避難所開設、高齢者等避難が発令される状況ではありましたが、幸い、雨による被害は軽微なもので済んだ次第です。しかしながら、6月29日からの大雨により本県では益城町・山都町にて大きな被害が発生したほか、本県を含む全国23県という多くの地域で豪雨被害が発生する事態となり、毎年のことながら、改めて、平時から「もしもの災害」に備えた避難行動確認の重要性を強く感じた次第です。また、今回の大雨により被害を受けられました皆様方に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く復興がなされますことを心よりお祈り申し上げます。
長く続いた今年の梅雨ですが、全国で最後まで残った九州北部も今月25日にようやく梅雨明けいたしました。平年より6日遅く、また、異例の早さとなった昨年の梅雨明けから1カ月遅いものとなり、九州北部が最も遅い梅雨明けとなるのは2015年以来、実に8年ぶりとのことであります。
そして、梅雨明けとともに、本格的に「暑過ぎる夏」が到来。連日続く猛烈な暑さに、熱中症リスクも極めて高く、健康被害が懸念されるところであります。熱中症は、一人一人が正しい知識を身に付けることで予防可能な病気ですが、近年は気候変動等の影響もあり、熱中症による救急搬送は毎年、実に5万人以上にも上るほか、救急搬送者数・死亡者数も増加するなど、現代社会における大きな課題の1つとなっております。特に、今年の夏は「10年に一度レベルの危険な暑さ」で、災害級とも言われています。また、台風5号もこの猛暑に影響しているとされ、今朝には台風6号も発生。暑さのピークは8月以降もしばらく続くようですが、熱中症による健康被害や命の危険が懸念されるこの季節、熱中症に関する知識をもって、市民への熱中症予防の普及啓発に努めるとともに、今後の台風情報にも注意を払いたく存じます。
さて、子どもの夏風邪が依然猛威を振るっています。子どもがかりやすい代表的な夏風邪の1つ「ヘルパンギーナ」は過去10年で最多感染。夏から秋にかけて拡大する「RSウイルス感染症」の流行も継続中です。そうした中、小中学校は夏休みへと入りましたが、今年の夏は行動制限もなく、家族で旅行やレジャーを楽しむ機会が多いと予測されます。人との接触機会が増えるこの季節、各家庭では基本的な感染予防策を徹底しつつ、お子さんの様子に異変を感じた際には ためらわず救急要請をお願いしたいと存じます。
さて、政府が「異次元の少子化対策」を打ち出す中、地方からは具体的政策の提示を求める声が強く上がっております。各自治体、独自の取り組みに奔走しておりますが、やはり学校給食費、子ども医療費などの無償化といった家計負担軽減などの施策が主流となっているように感じます。ですが、これらの無償化施策は自治体の財政力に大きく左右されるものであり、財政力競争にもなりかねません。中長期的な視点から将来の財源の担保も含めた検討が必要であり、無償化だけが妙策ではないと捉えます。要点は、家事や育児で忙しい親御さんや妊婦さんたちの負担をいかに軽減すべきか。本市では、母子健康手帳の交付や、フッ化物塗布の予約など、市公式LINEを活用したオンライン予約を来月から開始するほか、年内にはLINEによる乳幼児健診日の個別通知を開始する予定です。ほかにも、子育て保健関係の手続きを、LINEを基軸とすることで、家事や育児で忙しい親御さんや妊婦さんたちの手間や手続きの負担軽減にLINEが一役買います。自治体の財政力に依存しない「お金をかけない子育て支援策」として、今後さらに対応分野を拡張し、子育て支援の幅を広げることで、暮らしやすく、子育てしやすいまちの実現を図ってまいりたいと考えております。
そして、このLINEに関してですが、今月20日からLINEを活用した電子申請サービスがいよいよ運用を開始しました。このLINE電子申請の導入で、本市の窓口部門を中心とした定型業務のDX化は今後一気に加速します。24時間365日、場所を選ばす簡単かつスピーディーな行政手続きを可能にすることで市民の利便性を飛躍的に向上。また、家事の合間や、仕事の休憩時間など、隙間時間を利用した行政手続きの手軽さが、行政をより身近な存在へと導きます。本市が目指すのは「スマホで持ち運べる役所」の実現です。対応分野は順次拡大予定ですので、今後の本市の展開に大きく期待・注目していただければと存じます。
それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として「玉名市とソフトバンク株式会社との教育事業連携に関する協定書調印式」について、「スウェーデン ソレントゥーナ市で開催の『金栗四三展』への贈呈」について、以上2件を。
ほかに、投げ込み資料として、別に2件を用意致しております。詳細につきましては、担当から説明致します。
以上、申し上げまして、本日の月例記者会見に当たっての挨拶と致します。
番号 | 記事件名 | 区分 |
---|---|---|
1 | 玉名市とソフトバンク株式会社との教育事業連携に関する協定書調印式について | 発表事項 |
2 | スウェーデン ソレントゥーナ市で開催の「金栗四三展」への贈呈について | 発表事項 |
3 | 第6回ウォーターサバイバルゲーム大会〜水合戦〜の開催について | 投げ込み資料 |
4 | 博物館からのお知らせ | 投げ込み資料 |
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