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令和5年8月25日開催 市長定例記者会見 市長挨拶

更新日:2023年8月25日

令和5年8月25日開催  市長定例記者会見

市長あいさつ

 

皆さん、こんにちは。

定例記者会見の開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。

さて、9月も目前に関わらず依然として厳しい暑さが連日続いております。立秋も過ぎ、暦の上では既に秋が始まってはいるものの、日中はまだまだ熱中症に警戒が必要な状況です。気象庁が発表した向こう3カ月予報によりますと、エルニーニョ現象の影響で広範囲で気温が平年より高い傾向となっており、特に9月は猛烈な暑さが例年より多くなる恐れがあるとの見込みのようであります。市民の皆様の体調の心配はもちろんのことながら、同じく心配されるのが生産者への影響です。梅雨明け以降続くこの高温障害による作物の生育や収穫への影響が全国的にも報道されております。ただ、本市においては幸い今のところ生産者から高温障害の窮状を訴えるような声は上がってきておりません。しかしながら、このままでは秋冬野菜の種まきにも影響が及ぶ恐れもあり、今後、食材の値上がりによる家計負担増も危惧されます。状況を注視しつつ必要に応じて場面に即した対応策を検討してまいりたいと存じます。

同じく、値上がりと言えばガソリン価格の高騰が止まりません。14週連続の値上がりを見せ、1リットル当たりの平均価格が183円を超えたほか、一部では200円を突破するなど実に15年ぶりとなる高値水準が国民の暮らしを直撃しております。「産油国の減産」や「政府のガソリン補助金の段階的縮小」が主な原因と言われておりますが、この状況に政府もガソリン価格緩和策を延長し10月以降も補助を継続する方針を固めたようであります。しかしながら、為替市場の円安進展などを背景にしばらくは価格の高止まりが続きそうな気配にございます。政府は緩和策延長に加え新たな経済対策と二段構えのようでありますが、ただ、15年前も原油高対策の議論が交わされる中、数カ月後にはガソリン価格も低水準に反転するなど経済の動きは非常に難しい側面もございます。こちらも国の動向を注視しつつ推移を見守りたいと存じます。

変わって、全国の中高生1,000人を対象としたソニー生命の意識調査によりますと「男子高校生がなりたい職業」の1位が「公務員」という結果になりました。2021年調査で1位だった「ユーチューバー」は8位へと転落。わずか2年で若者の意識は大きく変容したものと捉えております。公務員を選んだ理由として「安定した収入」や「社会貢献への意欲」などが挙げられているようですが、ここ数年、ワクチン接種や給付金を始めとする支援策の展開といったコロナ禍での対応はじめ、相次ぐ豪雨災害での対応など、行政に対する見方を変えたのかもしれません。この調査結果に我々行政に携わる者としては人材や労働力の確保に大きく期待するところであります。かつては「お役所仕事」と否定的に揶揄されることもあった公務員ですが、現在では政府が推進するデジタル田園都市国家構想の担い手としてその活躍が期待されるなど、公務員のあり方は大きく変わってきています。地方や自治体が生き残るためには「自主自立した持続可能なまちづくり」が不可欠であり、時代の変化に対応した柔軟な組織体制の整備は絶対条件です。今や、政策推進の場面において官民の差はなく、役所においても企画力・発信力を有する職員の存在が組織の将来を大きく左右するものと考えます。本市においても地域に対する確固たる信念を持った有能な人材がこの市役所に集い、存分に活躍してくれることを首長としても大いに期待しております。

さて、来月21日は「世界アルツハイマーデー」ですが、9月は「アルツハイマー月間」として全国でさまざまな取り組みが行われます。厚生労働省の推計によりますと2025年には認知症の人は700万人と予測され、まさに5人に1人が認知症となる見込です。また、超高齢化社会の進展に伴う「高齢者のみ世帯」や「単身世帯」の増加により将来的に社会保障などの体制が追い付かなくなるものと懸念されています。そうした中で、認知症高齢者を地域でどう支えていくかは大きな課題でありますが、共生社会を実現する第一歩として今年6月14日に「認知症基本法」が成立しました。認知症の人のみならず、家族、国民、自治体、皆が責務を持ち、共生社会を築いていこうとの基本理念が掲げられたこの法律に基づき、我々も今後、認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができるよう施策を総合的に推進してまいります。また、現在本市は「認知症に理解のあるまち」を目指して取り組んでおり、「認知症になっても自分らしく暮らせる社会」の実現に向けてさらに邁進してまいる所存です。今や世界一の長寿大国となった日本。誰もが高齢者となる中で誰もがなり得るもの、それが「認知症」です。本市でもアルツハイマー月間に合わせた催しを用意し、この機会に認知症の啓蒙を実施することとしておりますので、どうか記者クラブにおかれましても取材方よろしくお願い申し上げます。

それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として、「第3回玉名市議会(定例会)」について、たまな防災リスコンフェスについて、菊池川流域3D防災マップ提供開始について、台湾桃園市とのマラソン大会交流連携協定について、以上4件を。

ほかに、投げ込み資料として別に2件を用意しております。

詳細につきましては、担当よりご説明いたします。

以上、申し上げまして本日の定例記者会見に当たっての挨拶とさせていただきます。

 

 

 

 

表:8月25日開催  市長月例記者会見  記事一覧
番号記事件名区分
1

第3回玉名市議会(定例会)

発表事項
2

たまな防災リスコンFES〜みんなで考えよう!リスクコントロール〜

発表事項
33Dと空からの視点で防災情報をキャッチ!「熊本県菊池川流域3D防災マップ」提供開始!(実証開始)発表事項
4台湾桃園国際シティハーフマラソン大会と玉名マラソン大会との、マラソン大会交流連携協定を締結します発表事項
5博物館からのお知らせ投げ込み資料

 


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