玉名の遺跡シリーズ23「経塚・大塚古墳群」
更新日:2025年6月4日
玉名市天水町に所在する「経塚・大塚古墳群」は、菊池川下流域を代表する前方後円墳である大塚古墳を中心に県下最大規模の円墳である経塚古墳のほか、小塚古墳、経塚西古墳の4基からなる古墳群です。これらのうち、大塚古墳と経塚古墳は主体部が発掘調査され、舟形石棺及び鉄剣・鏡などの副葬品が出土し、小塚古墳は周溝の発掘調査で壺型埴輪や円筒埴輪が出土しています。古墳の規模や副葬品の素晴らしさから、有明海沿岸の交易を担った首長たちの古墳群といえます。
「経塚・大塚古墳群」のリーフレットを作成しましたので下記添付資料をご確認ください。
参考文献
1998 天水町教育委員会『小塚古墳』天水町文化財調査報告第1集
2001 天水町教育委員会『大塚古墳』天水町文化財調査報告第2集
2005 西住欣一郎「第二編 原始社会・第四節 古墳時代」『天水町史』天水町
2012 高木恭二「菊池川流域の古墳」国立歴史民俗博物館研究報告第173集
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