子どもの肥満について
子どもの肥満のほとんどは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回っているために生じるものです。食事やおやつ、ジュース類などの過剰摂取、バランスの悪い食事、長時間座ったままのゲームやテレビの視聴などによる運動不足のほか、睡眠不足や朝食を抜くことも肥満の要因となります。
子どもの肥満はなぜいけないの?
幼児期の肥満者の25%、学童前期の肥満者の40%が将来成人肥満に移行すると言われています。また、思春期の肥満のほとんどが小児期肥満の持ち越しで、思春期の肥満者の70%以上が大人の肥満につながっていくことが分かっています。
出典:日本小児内分泌学会
子どもの肥満は早くから改善する必要があります。太りやすい体質は遺伝の影響だけでなく、生活習慣や環境が大きく関わります。一緒に暮らす大人の食生活や生活習慣は子どもに影響します。子どもが健やかに成長できるよう、家族みんなで生活習慣を見直しましょう。
子どもの肥満の状況は?
1歳8か月児健診において、多くの幼児がすでにチョコレート・あめ・スナック菓子・ジュース等を摂取しており、砂糖やエネルギーの過剰摂取があります。夕食前の間食も増えています。
また、3歳6か月児健診において肥満であった児の問診によると、おやつの量や種類、回数を決めてない、偏食、食事量が多い等の食の課題があることがわかりました。
砂糖のとりすぎは、むし歯や肥満だけでなく、将来、糖尿病になるリスクが高まります。幼少期からインスリンを無駄遣いしないようにしましょう。
インスリンとは、血糖値を下げるホルモン。一生のうちに出せる量が決まっています。
子どものおやつは食事の一部
子どもにとっておやつは、3度の食事で摂りきれない栄養を補うための、食事の一部です。次の食事に影響のない量が目安です。
おやつの1日の量
- 1〜2歳:100〜150kcal程度
- 3歳以上:150〜200kcal程度
1日の総エネルギー量の約10 から 20%が目安です。
(おやつに含まれるカロリー例:おにぎり100gで156kcal、牛乳100mlで63kcal、無糖ヨーグルト100gで56kcal、バナナ1本で80kcal、みかん1個で40kcal、せんべい2枚で23kcal)
おやつの時間
- 1〜2歳:午前1回と午後1回
- 3歳以上:午後1回程度
次の食事のさまたげにならないよう食事との間隔を2時間以上あけます。
夕食前におやつを食べすぎると、好き嫌い、小食、むら食いなどの原因になることもあります。
おやつの組み合わせ
おやつと一緒に水分補給を行います。水や麦茶、牛乳がおすすめです。
砂糖は控えめに
子どもの1日の砂糖の目安量
- 1歳〜2歳:5gまで
- 3歳以上:10gまで
甘いお菓子や果汁飲料、乳酸菌飲料、イオン飲料などにはたくさんの砂糖が含まれます。
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