消費生活Q&A 特別号「その検索、ちょっと待って! くらしのトラブル慌てないための備え」
「エアコンが急に効かない」「水が止まらない」「鍵をなくして家にはいれない」「トイレが詰まった」「台風で屋根が壊れたかも……」
こうした突然のトラブルに見舞われたとき、スマートフォンやインターネットで検索して「上位に出てきた業者」に急いで依頼していませんか?
近年、焦る消費者の心理につけ込み「極端な安値」や「即日対応」をうたいながら、実際には高額な請求や雑な工事を行う業者とのトラブルが急増しています。
突然のトラブルでも焦って不当な契約を結ばないよう、よくある手口と未然に防ぐポイントを知っておきましょう。
あるある事例
事例1 トイレ詰まり・水漏れ
「基本料金数百円〜」というネット広告を見て依頼。作業後に「特殊な高圧洗浄が必要」などと言われ、事前の説明もないまま数万円〜十数万円の高額な費用を請求された。
事例2 鍵の開錠・修理
「作業時間10分・数千円〜」と書かれた業者を呼んだところ、「特殊な鍵だから破壊して交換するしかない。」と言われ、断れない状況で高額な解錠・交換費用を支払わされた。
事例3 台風後の屋根点検
台風直後、「近所で工事をしているので無料で点検します」と訪問してきた業者に点検を頼んだら、「このままだと瓦が落ちて危険」と不安を煽られ、高額な工事契約を迫られた。(または故意に屋根を壊された)
事例4 エアコン修理・設置
「即日修理」の業者に依頼したが、原因特定や動作確認もせずに帰宅。エアコンは直っておらず、再修理を求めようと電話をしても音信不通になった。
トイレ修理で高額請求された!

質問(安しんちゃん)
「自宅のトイレが詰まったからインターネットで検索した「980円〜最安値」 「最短対応」と記載がある業者に依頼しようと思うけど、どうかな?」

回答(タマにゃん)
「すぐに依頼するのはダメだにゃ!!修理を依頼して、「他の作業も必要」と次々に提案され、最終的に50万円を超える請求を受けた。といった相談が寄せられているんだにゃ。」

質問(安しんちゃん)
「980円〜の広告が50万円の高額な請求になるなんて怖いね。トラブルに遭わないためにはどこに気を付けたらよいの?」

回答(タマにゃん)
「そうだにゃ。トラブルが起きる前に準備・確認できることがあるにゃ。次のことが大事だにゃ。」
- 戸建住宅の場合は住宅メーカーや施工業者、賃貸住宅の場合は大家や管理会社等に緊急時の対応について相談する。
- 火災保険を使って修理等が可能な場合もあるため、保険契約の内容を確認しておく。
- 災害時にも役立つ非常用の簡易トイレを備えておく。
- 広告の料金表示に注意する(※)
(※)不具合の発生原因や修理のために必要な作業一様ではなく、現場の状況次第では必ずインターネット上の広告に記載された料金で依頼できるとは限りません。「○○円〜」などの金額表示はうのみにしないようにしましょう。
被害を防ぐための備えとアドバイス
このようなトラブルが玉名市内でも起きています。「自分は大丈夫」と思わずに、よく考えてから行動しましょう。
検索画面の一番上にある「広告」を鵜呑みにしない
検索結果の最上部に表示される「スポンサー(広告)」枠の業者や、「○○円〜」「最短5分で到着」といった極端な安さ・速さを強調する広告だけで判断するのは危険です。
作業前に「原因・作業内容・確定見積もり」を必ず確認する
作業に入る前に、必ずトラブル原因と具体的な作業内容、追加料金が発生しないかを含めた見積書(書面)を出してもらいましょう。説明があやふやな場合は作業を断って下さい。
不審な「無料点検」の訪問は屋根や家にあげない。
台風後などに「無料で点検する」と訪ねてくる業者は、点検と称して屋根を傷つけたり、不安を煽って契約を迫ったりするケースがあります。その場で契約せず、猛然と断りましょう。
納得できない請求には「その場で支払わない」
事前に聞いていない高額費用を提示されたり、作業内容に納得がいかない場合は、「聞いていない」「納得できない」とはっきり伝え、その場での支払いを拒否してください。猛然とした態度で帰ってもらいましょう。
日頃から準備しておく
日頃から緊急時の信頼できる相談先を準備しておきましょう。また特定の時期にしか使わない設備などは試運転も大切です。
- 水回り、電気、鍵などは、家を建てた施工会社、賃貸の管理会社、地域の指定事業者などの連絡先を控えておく。
- エアコンなど、特定の時期にしか使わない設備などは、夏本番前の5〜6月に「試運転」をしておき、混雑時を避けてメーカーや正規店へ相談できるようにする。
大切なポイント「緊急時の信頼できる相談先を準備しておく」
インターネットなどで慌てて選んでしまった業者の中には、高額な請求や雑な工事を行う業者もいます。
そのようなトラブルに巻き込まれないようにするには、"いつものお店"がいざという時の安心につながります。日頃の買い物や修理、点検の相談などで、地域のお店や事業者とのつながりがあると、困ったときに相談しやすくなります。
顔の見える関係は、価格だけではわからない安心につながります。「困ったときだけ探す」のではなく、普段から頼れる先を持つことも、これからの時代の大切な備えです。
困ったときは、一人で決めずに相談を
玉名市では、消費生活に関する相談を受け付けています。「これって大丈夫?」と不安に思ったら、契約する前にご相談ください。またそのほかにも多くの相談先があります。
玉名市消費生活センター(くらしサポート課内)
電話:0968-75-1422
受付時間:平日 午前9時 から 午後4時
(来所の際は必ず事前にお電話ください)
熊本県消費生活センター
電話番号:096-383-0999
受付時間:平日 午前9時 から 午後5時
消費者ホットライン 188(いやや!)
電話番号:188 局番なしの3桁番号
受付時間:平日 午前9時 から 午後5時、土曜・日曜・祝日 午前10時 から 午後4時
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- 消費者庁「消費生活相談窓口情報」(外部リンク)・・・消費者庁のホームページに若者向けに相談窓口の情報が掲載
- 国民生活センターの若者トラブル(外部リンク)・・・実際の若者のトラブル事例が掲載
- 消費者トラブルFAQ(外部リンク)・・・消費者トラブルにあった人の解決に向けた情報提供
- IPA情報セキュリティ安心相談窓口(外部リンク)・・・遠隔操作アプリをインストールしてしまった時の対応などの相談
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