令和3年11月17日(水曜日)

皆様おはようございます。

令和3年第7回玉名市議会、臨時会の開会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜り、厚く御礼を申し上げる次第でございます。

まず、先の選挙により、新しく22名の議員の皆様が誕生されました。誠におめでとうございます。

また私も、このたびの玉名市長選挙におきまして、市民の皆様方からのご信託をいただき、2期目の市政のかじ取りを担わせていただくこととなりました。今回の選挙を通じ、多くの市民の皆様の声を拝聴し、市民の皆様、御一人御一人の様々なご意見と今後の市政に対する期待の大きさをひしひしと感じ、その任にあたりますことは、身に余る光栄でありますとともに、改めてその責任の重さに大変身の引き締まる思いでございます。

そして、選挙戦でも一貫して、市民の皆様に申し上げてまいりましたが、今、最優先に取り組まなくてはならないこと、それはこのコロナ禍の克服に向けた取り組みの推進でございます。市民の皆様の命と健康を守り、そして地域経済が一刻も早く回復に向かうよう引き続き、迅速な生活支援と経済対策を進めてまいりたいと考えておりますとともに、感染の再拡大を何としても食い止めるため、3回目のワクチン接種や若年層の接種促進など、市役所が一丸となって全力で取り組んでまいります。

そして、玉名の発展と市民の皆様の笑顔のために取り組んでおります「笑顔をつくる10年ビジョン」。これまでも様々な取り組みを進めてまいりましたが、まだまだ、道半ばでございます。

「市内乗り合いタクシーのエリア拡大をはじめとした高齢者福祉の充実」、「子育て支援策の強化」、「良質な暮らしをテーマとした新玉名駅周辺整備促進」、「民間活力による工業団地の実現」、「玉名市の基幹産業である農水商工業の支援強化」、「金栗イズムを継承する玉名型ツーリズムによる観光振興」、「防災強化と菊池川防災拠点グラウンドの設置」など、多くの事業を進めていかなくてはなりません。これまでに蒔いた種が芽を出し、実を結ぶためにも、これまで同様、多くの皆様方のご意見を伺い、長期的な視点で総合的に判断し、市民の皆様が納得し、笑顔で前向きに生活できるように導いてまいります。

これからも、「笑顔をつくる10年ビジョン」における施策を確実に実行し、「市民の笑顔が人を呼び込むまち玉名」を目指し、市民の皆様に寄り添いながら、そして市民の皆様の福祉向上のために、全力で市政運営に取り組んでまいる所存でございます。

議員の皆様には、どうか引き続き、ご協力をいただきますよう、切にお願いを申し上げます。

さて、国内では11月10日、第2次岸田内閣が発足いたしました。新型コロナウイルス感染症関連の経済対策等が、今後講じられるものと期待されますが、引き続き、国の動向を注視しつつ、しっかりと準備をしてまいりたいと考えているところでございます。ご承知の通り、この新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的にも新規陽性者数が、減少傾向となっており、徐々に社会の制限緩和が図られておりますことは、大変喜ばしく感じているところであります。

次に、本市のワクチン接種の状況ですが、11月12日現在、いずれも2回接種済みの方ですが、65歳以上の高齢者の接種率は95%、また12歳以上の全市民を対象とした接種率は86%となっております。概ね順調に進行しておりまして、現在は、12月から実施予定のブースター接種に向けて鋭意準備をしているとこでございます。

また、冒頭でも申し上げましたが、市民の命と暮らしを守り、地域経済を維持するため、引き続き、ウィズコロナ社会に適応した取り組みを進めるとともに、市の実情に応じた対策を講じてまいりたいと考えております。この新型コロナウイルス感染症につきましては、まだまだ予断を許さない状況に変わりはございませんが、今はただただ、このまま終息に向かい、かつての日常に早く戻ることを願うばかりでございます。

最後になりますが、議員各位におかれましては、引き続き、市政運営におきまして、絶大なる御支援と御鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げ、開会にあたりまして、私からの挨拶とさせていただきます。大変お世話になります。