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令和5年2月17日開催 定例記者会見 市長挨拶

更新日:2023年2月17日

令和5年2月17日開催  定例記者会見

市長あいさつ

 

皆さん、こんにちは。

それでは、定例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

さて、ご承知のとおり、今月6日にトルコとシリアを襲った大地震により、域内では甚大な被害が広がっております。日本の国際緊急援助隊の医療チームも14日から現地での活動を開始した模様ですが、この震災により亡くなられた方は昨日時点で実に4万2千人を超えたと伝えられております。一方で、生存率が急速に下がる発災から「72時間の壁」を超えてもなお救助される事例も相次いでおり、200時間も瓦礫の中で生き延び、奇跡的な生還を果たした事例も確認されました。ただ、時間の経過とともに対応は「救助」から「支援」へと変わりつつあります。トルコは日本との交流の歴史も古く、伝統的な親日国と言われており、そんなトルコを支援したいとの「市民の声」も市に寄せられております。本市としても少しでも現地の復興・支援に役立てていただくべく、救援金を募集することとし、本庁1階に募金箱を設置しておりますが、連日多くの皆さまから温かいご支援をいただいている次第です。どうか、一日も早い現地の復旧・復興を願いたく存じます。

さて、新型コロナについて「第8波」もピークアウトし、感染状況の減少傾向も継続中ですが、今月10日、政府は新型コロナ対策としてのマスク着用について3月13日から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる方針を決定しました。ただ、医療機関受診時や混雑した電車・バスへの乗車時は着用を推奨し、教育現場では新学期となる4月1日から着用を求めないことが基本とされた次第です。新型コロナが流行したこの3年、我々は見えない脅威に翻弄され、強いストレスの中で疲弊し、混沌とした時間を過ごしてきました。それまでの常識が大きく覆され、行動変容を余儀なくされた結果、「ニューノーマル」「新しい生活様式」としてマスク着用が前提の日常が常態化し、息苦しい生活を続けてきたわけですが、終わりの見えなかったこの「マスク時代」に光明が差し、マスクに関して初めての方針転換が示されたわけであります。しかしながら、コロナは依然収束しておらず、一方で新たな変異株「XBB1.5」も警戒され、アメリカでは感染拡大が続くほか、WHOも世界的感染増につながる可能性を示唆しており、「第9波」襲来の可能性も否めない状況です。特に、ヨーロッパでは規制緩和が進んだあとに感染再拡大を引き起こしております。個人の判断とは言わば「自己責任」になるということであり、逆にこれまで以上に個々人の意識や対応が重要になってくるものと捉えております。場面に応じた対応をはじめ、基本的な感染予防対策の継続や、飛沫を飛ばさないなど、「感染させないための配慮やエチケット」が求められます。コロナの完全収束、そしてマスク時代の完全な終焉までにはまだまだ時間を要するかと思われます。我々行政としては市民の暮らしの安心・安全を最優先に、引き続きワクチンの追加接種の啓発・推奨も含め、状況を十分に踏まえながら、場面に応じた対応に鋭意努めてまいりたいと存じます。

さて、依然として物価高騰が止まりません。この半世紀、ほとんど価格を変えずに「物価の優等生」と言われた卵までもウクライナ危機などを要因とした飼料コストの増加、鳥インフルエンザ流行による供給不足に伴い、ここにきて高騰が続いております。チェーン店からは卵メニューが消えるなど、全国的に卵不足と言われる中、生産が元に戻るのは1年以上かかるとも見られており、今後の市民の食卓や生活への影響も懸念されます。世界的にインフレが深刻化する中、資源や資材を輸入に依存する我が国では円安も重なりに二重の苦境に立たされるも、金融緩和が維持され、先月には為替相場の流れは急反転し、一時、円高ドル安水準を付けました。しかし、1月の貿易収支は原油やLPGなどエネルギー価格の上昇を背景に3.5兆円の赤字で、1カ月の赤字としては過去最大。円安是正、輸入コスト高騰の改善には至っておりません。また、先月31日に農林水産省が発表した2022年の農業物価指数は肥料・資料の価格指数の上昇が資材価格全体の指数を押し上げ、1951年の統計開始以降、最も高い数値を示しました。ここ数年、資材価格をはじめ生産コストが大幅に上がる一方で、農産物価格は横ばいであり、コスト転嫁できない状況に多くの農家が苦しみ、農家経営の根幹を揺るがす事態となっています。我が国の食料自給率の低さの問題もありますが、日本の農業が海外情勢に影響されるといった食料安全保障の課題が浮き彫りになったものと認識しております。地域の農業力強化のためには、生産資材の自給を推進し、国内や地域資源を活用した農業構造を構築する必要性を強く感じております。海外情勢に左右されない農業構造を目指し、本市の基幹産業である農業、そして農業者の将来を守っていくためにも、行政としてその方策をしっかり模索してまいりたいと存じます。

それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として、「第1回玉名市議会(定例会)」について、以上1件を用意しております。詳細につきましては、担当より説明致します。

また本日は、投げ込み資料として別に9件を用意しております。

以上、申し上げまして、本日の定例記者会見の開催に当たってのあいさつと致します。

 

 

 

 

表:2月17日開催 定例記者会見 記事一覧
番号記事件名区分
1

第1回玉名市議会(定例会)

発表事項
2イケ飯・推し飯レシピアワード2022表彰式投げ込み資料
3たまな未来創造塾  第2期修了式投げ込み資料
4羽田空港にて玉名観光物産フェアを開催します投げ込み資料
5玉名市観光講演会を開催します投げ込み資料
6荒尾・玉名地域企業ガイダンス投げ込み資料
7「みんなのれいぞうこ×フードバンク玉名」フードドライブ配布会投げ込み資料
8第74回金栗杯玉名ハーフマラソン大会投げ込み資料
9熊本県  春の装飾古墳一般公開投げ込み資料
10博物館からのお知らせ投げ込み資料

 


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