玉名の遺跡シリーズ25 「中世河口港関連遺跡群」
更新日:2025年8月8日
中世から近世初頭にかけて、伊倉は高瀬と共に海外貿易港として発展していきました。「丹部津」(にべつ)といわれた港を中心に町並みが形成され、海外からの文物や人々が往来する唐人町もありました。こうして朱印船貿易において活躍しながらも亡くなり、市内に埋葬された唐人墓が3か所も残っています。また、伊倉には切支丹墓碑もあるなど国際色豊かな土地柄だったことを物語っています。
これらの文化財は日本遺産の構成文化財ともなっています。詳しくは下記のリーフレットをご確認ください。
『中世河口港関連遺跡群』リーフレット(PDF 約7MB)
参考文献
田中裕介『キリシタン墓と中国人墓にみる大航海時代の外来墓制に関する基礎的研究』別府大学文学部 2014
村上晶子「肥後四官とその系譜」『熊本史学・第98号』2017
森山恒雄ほか「室町・戦国期の国際津と海外交渉」『玉名市史・通史篇上巻』玉名市 2005
田添夏喜「振倉謝公墳」『滑石小路箱式石棺・本堂山遺跡』玉名市文化財調査報告第6集 1985
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