企画展 「古布との対話 -下川冨士子蒐集品より-」
更新日:2007年7月1日
私たちは、大量に生産された化学繊維の既製品服を気軽に買い、あるいは簡単に捨ててしまう、そんな時代に生きています。しかし、そんな私たちには全く想像のつかない時代がほんの数十年前までありました。普段から着用し、利用している木綿も、意外にも日本で普及したのは遅く、庶民のものになるまで、随分時間が掛かりました。ですから、補修を繰り返した古布に、貴重な木綿に対する愛着を感じることができます。
玉名の刺し子研究家・下川冨士子さんは、このような古布に人一倍愛情を感じ、日本はもとより世界を駆け回っては蒐集と研究を行っていらっしゃいます。
この企画展は、下川さんが半世紀近くもの長い年月をかけて蒐集された、明治から昭和にかけて作成・使用された貴重な古布26点を展示したものです。
展示期間
平成19年7月10日(火曜日)〜平成19年9月23日(日曜日・祝日)
チラシ
※過去の企画展の為、チラシに掲載の情報の内、概要・趣旨などのみ記載しております。
図録
平成19年7月10日発行 A4版カラー24頁 販売価格400円
購入方法については刊行物のご案内をご覧ください。
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