前のページに戻る

〜キラリ輝く人たち  VOL.17〜 男女共同参画社会をめざして

更新日:2016年12月1日

心をこめて 美しく! 着物を着るっていいですよ。

プロフィール

美容師 池田 穣さん ((有)サロンドくみこスタッフ)

百日草花粧会 九州きもの着付コンクール 留袖部門 優勝

優勝 美容師 池田 穣さん 1枚目の写真


上)優勝の着付けです。

優勝 美容師 池田 穣さん 2枚目の写真


この仕事を選んだきっかけは?

実家が美容室を経営していて、身近でしたが、その分、美容業の大変さを感じていたので、美容師は将来の選択肢にはありませんでした。ちょうど高校時代は、就職氷河期と言われており就職難の時期でした。そのような中、将来のことを真剣に考えた時、個人の能力が活かせて、資格や技術や経験を培ったことを評価される仕事に就こうと考えました。そして閃いたのが「美容師」だったということですね。 

仕事を通して男女共同参画や男性の視点から感じることなどをお聞かせください。

美容師になって20年経ちますが、当時美容業は女性社会だと思われていましたので、男性美容師は珍しく思われました。身体的にも負担が大きく続かない方もおおかったですね。何度もやめたいと思いましたが、男性だから続かないなどと思われたくなかったので、続けることができたと思っています。仕事として、男性が女性社会に入り込んだこと自体が男女共同参画かなと思いますね。

実際、男性と女性が感じるおしゃれのポイントは違いますので、例えばお客様のヘアスタイルについて、男性の感性をもってアドバイスできたりしますね。男性、女性のそれぞれの感性の良いところを取り込みながら、切磋琢磨していくことを、私は、「チームワークがよくなること=男女共同参画社会が広がっていくこと」と感じています。

きもの着付けコンクールで優勝されたことについてエピソードなどお聞かせください。 

縁あって、現在のお店で働くことになり、着物に関わる機会をいただきました。オーナー(先生)は着物や着付けを見直し、文化を継承していこうということで、リーダーとしてたくさんの仲間と活動しておられます。母親もその中の一人であり、私に着付けを習得することを勧めていました。男が着付けなんてと思っていた時、先生からやってみないかと声をかけていただいことがきっかけで始めました。何も知識がない私に、基本的な知識と技術を熱心にご指導いただきました。一通りできるようになった頃「コンクールに出場してみては。」とお誘いを受け、初めは自信がなく逃げていましたが、「上達するためには練習すればよい。」との一言にスイッチが入り挑戦することにしました。昨年初めて「きもの着付けコンクール」に出場した時、「男性が着付けをするの!」と驚かれました。会場・関係者ほとんど女性でした。男性に着付けができるのか?のように、みんなから見られていた気がします。入賞はできなかったのですが、先輩スタッフの方々も、いくつものコンクールで最高の賞を取られているので、私も「頑張れば、来年は入賞もできる!」という自信に繋がりました。

今年も、コンクールにエントリー時点から、「男性が!」という珍しい存在として、ある意味注目を集めていたようで、当日も審査員からかなりチェックされていましたね。私は内心「男性でもちゃんとできていますよ!」といいたいところはありましたが・・・。

一年間、先生の指導のもと、仲間とともにたくさん練習しました。それ以上に、力になったのは「心をこめて支度をさせていただく。」という気持を日ごろから持っていたことかなと思います。もちろん、それは先生の心のこもった仕事ぶりをみていて、身に付いたものと思っています。そのように様々なことを学び、培ってきたことが、今年は優勝という形で評価されたのではないでしょうか。これを機に、来年はさらに高度な技術を要する「振袖」に挑戦したいと思っています。

仕事を通してのメッセージをお伝えください。

最近は、着物を着られる方が減っていますが、着物は日本の服飾文化の象徴であり、日本の女性を美しく仕上げることができます。また、形を変えずに親から子へ、子から孫へ受け継ぐことができるというのも特徴です。

華やかさと、凛とした雰囲気も持ち合わせており、とても素晴らしい日本文化です。

着物を着ることは、苦しい、準備が大変だ、お金がかかるなどと、マイナスイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、現在は、レンタル品の充実や、現代人にあわせて改良されたところもありますので、みなさんが思われているほど負担はありません。また、着せる側の私達も、着る側のことを考えて、技術向上を日々研究していますので、安心してください!

これをきっかけに、ぜひ、あなた自身のセレモニーや家族の記念日などに「着物を着る」ことを考えてみませんか。 着物を着るっていいですよ!

優勝 美容師 池田 穣さん 3枚目の写真


 


追加情報

アクセシビリティチェック済 このページは玉名市独自の基準に基づいたアクセシビリティチェックを実施しています。
>> 「アクセシビリティチェック済みマーク」について


お問い合わせ

玉名市役所 総務部 人権啓発課
住所:〒865-8501 熊本県玉名市岩崎163
電話番号:0968-75-1119
ファックス番号:0968-75-1166この記事に関するお問い合わせ


前のページに戻る


  • 玉名市安心メール
  • 玉名マップ
  • 玉名市公式チャンネル 動画発信中キラリかがやけたまな
  • 玉名市フォト&ムービーギャラリー
  • 市民会館新ホールタマにゃん紹介動画
  • たまな圏域電子図書館ページへのバナー画像
  • 消費生活緊急情報
  • あらたま就活ナビサイト

  • 移住定住
  • ふるさと寄附金
  • 企業立地ガイド
  • JR九州新玉名駅利用案内
  • たまなの話題

Challenge for SDGs

  • 食支援プロジェクト「みんなのれいぞうことフードバンク玉名」

タマてバコ(市公式観光案内サイト)

  • 玉名市の観光情報 タマてバコ

包括連携協定

箱根町(観光協会公式サイト)

  • 箱根町観光協会公式サイト 箱根全山ページ

便利なサイト集

  • 玉名市公式Facebookページ
  • 玉名市公式LINE紹介ページヘのリンク
  • 玉名市の市勢要覧
  • 金栗杯玉名ハーフマラソン大会の結果
  • 菊池川流域日本遺産 公式サイト
  • ふるさと玉名市の今
  • たまな子育て応援サイト「たまログ」
  • 九州看護福祉大学
  • くまもと県北病院
  • 玉名市インターネット公売
  • まいぷれイベント、ランチ、ニュース
  • 玉名うまかめし
  • 観光ほっとプラザたまララ
  • ハローポイント(協)たまなスタンプ会事務局

広告欄

広告についてのお問い合わせはこちら

  • 医療法人ともしび会バナー画像(外部リンク)、オーダーメイド 痩身クリニック