木下助之(1825〜1899)は、江戸末期から明治にかけての大変革期に活躍した人物です。藩政時代には、惣庄屋として地方民政に従事し、明治になってからも、初代県議会議長・玉名郡長を務めるなか、耕地改良・灌漑など農業振興および士族授産事業等に大きな足跡をのこしました。明治23年には、衆議院議員として国政にも尽力しています。本展では、助之の孫にあたる劇作家・木下順二氏より寄贈された木下家の所蔵品の中から、助之の周辺の豪華な顔ぶれの書画等を展示しました。

展示期間

平成6年11月29日(火曜日)〜平成7年1月29日(日曜日)

展示資料

木下助之「和歌・日記・扁額」、木下初太郎(助之の養父)「和歌・日記」

木村弦雄(熊本師範校長)「掛幅」、井上毅(文部大臣)「掛幅」他

木下家関係の企画展 

玉名市立歴史博物館こころピア開館記念　「木下順二展」　平成6年5月22日〜平成6年7月31日

「木下助之の周辺」　平成6年11月29日〜平成7年1月29日

「木下家とその交流　木下順二寄贈品展」　平成11年11月23日〜平成12年1月23日

「木下順二追悼展」　平成19年4月3日〜平成19年6月24日

「木下家の人々　-李吉・熊雄・父助之-」　平成29年5月27日〜平成29年7月9日